ひぐらしPCに向かいて

日々のあれこれを綴ってみます

飲んで食べて 

あれーーー?
いつの間にか12月になっていました。
最近、海外ドラマTVの「エレメンタリー ホームズ&ワトソン」に
どっぷりハマってしまっていました。
最新のシリーズ3が来週から始まるので、その前にシリーズ1・2を一挙放送しているのです。
ああ…ドラマ廃人です。
 
昨日までの気温の高さが一変。
本日すごい吹雪でした。
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数日前に撮ったご近所の写真、
現在はこの実も冷凍状態でしょう。
 
 
先月の初め、仕事帰りに久々にデパ地下のダイニングマリアージュコーナーへ。 
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「イタリアワイン赤2種飲み比べ」
どちらもオーガニックワイン
合わせるはこれもオーガニックパスタソースとバゲット。
向かって右のネロ・ターヴォラに素晴らしくマッチング。
ワインのお味は左のピラストリの方が好み。
 
ソムリエとワイン談議に花が咲きまして、
今年のノヴェッロ(イタリアのヌーヴォワイン)2種を試飲させていただきました。 
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ボージョレ・ヌーヴォ同様、瑞々しいけれどもしっかり強い味でした。
ほんと最近はハズレが無いです。
ちょっと、のつもりが5杯も。
 
新たに始まったコーヒーの試飲までいただいて
何だかとっても満足。
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我が家のご近所「りたるコーヒー」の
北海道の木で燻製した「燻製コーヒー」。
香ばしくて美味しかったです。
ほろ酔いで帰宅。
幸せなり。
 
以前の「きょうのええもん」で
今は無きヤマザキナビスコのプレミアムクラッカーの ことを載せましたが、
モンデリーズ社とのライセンス契約が終了し「YBC(ヤマザキビスケットカンパニー)」に変更され
リッツやオレオ、プレミアムクラッカーはその後どうなったのか食べ比べてみました。
(ヒマだね)
 
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モンデリーズジャパン発売の新生リッツ。
今までの味とやはり違う。ボヤけた感じ。
サクサク感が弱い。袋の色目がアメコミのよう。
 
 
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パッケージはそのままだけれど、やはり味が微妙に違う。
ヤマザキナビスコ時代の方が中のバニラクリームもビビッドなお味。
こちらは何か物足りない。
 
 
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ヤマザキビスケットのルヴァン。
四角くなってもお味はリッツそのもの。
これだったら沢口靖子さんも「リッツルヴァンパーティ」できます。
 
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ヤマザキビスケットのルヴァンクラシカル。
これこれ!
プレミアムクラッカーの塩加減に限りなく近い。
 
味はヤマザキビスケットが継承していました。
モンデリーズは少し雑な味がします。
もちろんこれは個人の味覚ですので
ご不快に思われる方がいたらごめんなさい。
 
そして、最近ハマっている海外ドラマを観ながら
ワインの共にハマっているのがこれ。 
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まさしくルヴァンパーティですわよ。
 
あ、ドラマ始まる!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

朝粥始めました その後3

札幌、すっごく寒いです。
でも雪はちらちらと落ちてくる程度。
普通の靴で歩ける幸せよ。
朝、出勤時にダイヤモンドダスト が見られました。
 
さて、お粥です。続いております。
おびただしい数のお粥の写真です。
でもここまで同じお粥はありません。(むん!)
 
その32。
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この日の前日は夫の誕生祝いでワインを飲み過ぎて二日酔い。
シンプルに豆腐入りお粥に野沢菜漬け。
二日酔いの時は濃い目の緑茶がうれしい。
 
その33。
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キュウリの千切りを入れて。
噛むことも大切なのでキュウリをよく入れます。
ちょっと青くさいのがかえってアクセントになります。
トッピングは塩昆布。
 
その34。
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久しぶりに中華粥。
干しエビを入れ過ぎて複雑なお味に。
美味しいけれどちょっと失敗。
お粥は食材の味がほのかに出るのが鉄則だと思う。
ブロッコリーの茎と葉も入れて。
トッピングはクコの実、松子(松の実)、搾菜。
 
その35。
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前夜の餃子のタネが残ったので、ショウガ入り肉ダンゴの中華粥。
身体、ホカホカ。
 
その36。
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ショウガと三つ葉、トッピングは鮭フレーク。
ぬか漬け大好き。
 
その37。
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ハロウィンの日の朝粥。
カボチャ、シイタケ、三つ葉のお粥。
 
その38。
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絹ごし豆腐、レンコン、ニンジン、小松菜。
ガーリックオリーブオイルをたらり。
桜塩で塩気をプラス。
ほのかな桜の香りに紅葉の東福寺で観た冬桜を思い出しました。
 
その39。
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三つ葉の白粥に3年ものの奈良漬け。
 
その40。
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小松菜の卵入り中華粥。
 
その41。
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前夜の湯豆腐の出汁で、ショウガのみじん切りがたっぷり入っています。
汗ばむほど温まりました。
この土鍋はNYで暮らしていたころ、
当時治安のあまり良くないアヴェニューBの中国雑貨のお店に
8ヵ月の大きなお腹を抱えてバスに乗り、買いに行きました。
5ドルくらいの安価な物です。
気持ちよいほどシンプルな土鍋でかれこれ28年使用。
 
その42。
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この日は前夜からの雪で一面真っ白でした。
豆腐とショウガ入りお粥。馬路村のゆずポン酢を添えて。
青しそ大根漬けで歯ごたえ良くして満腹中枢を刺激。
 
その43。
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サツマイモ粥。ごま塩をふって。
サツマイモ、じゃがいも、里芋、芋はどれも美味しいね。
 
その44。
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イタリアン粥。
ドライトマトイタリアンパセリシチリアレモンオリーヴオイル。
コーヒー淹れました。
 
その45。
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芋粥は食べごたえがあって好き。
キュウリの甘酢漬けと。
 
その46。
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王道、三つ葉の白粥。トッピングは子持ち昆布。(フジッコ
ぬか漬けを作りたいけれど、旅行の時に困るので手を出せません。
たまり漬けで我慢。 
 
その47。
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前夜のレンコンのきんぴらと針ショウガ、乾燥パクチーで中華粥。
乾燥パクチーは便利だけれど、
パクチーに勝るものなし。
冬が終わったら(まだ始まったばかりだが)パクチーを栽培したい。
ダイコンのたまり漬けぽりぽり。
 
朝粥だと、昼食前にお腹が鳴るほど空きます。
空腹状態ですい臓をお休みさせてあげることも大切。
 
ビバ!お粥!
 
 
 

ボージョレ・ヌーヴォー 2016

昨日、11/17はボージョレ・ヌーヴォー解禁日でした。

毎年、JALの生協から半ダース購入をしていましたが今年からやめました。

私たち夫婦はバブル期のNYで出会い、結婚したものですから

どうもその名残を引きずっている感がありまして、

いろいろ見直しをしましょう、ということになっています。

 

珠玉の1本を味わえれば良いのではないか、と。

近所のスーパーで予約販売をしていたので良さげなものを予約しました。

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セリエ・デ・サン=テティエンヌ

ボージョレ・ヌーヴォー発祥の地、”サン=テティエンヌ村”で

1957年(私の誕生年!)に設立された生産者組合。

2014年、2015年と連続最高金受賞の実力派ヌーヴォーです。

 

美味しい!

10月末に解禁になるイタリアワインのヌヴェッロもそうでしたが

最近のヌーヴォーにハズレなし。

温暖化で昼夜の寒暖の差が大きくなっているせい(おかげ?)でしょうか。

とにかく美味しい。

みずみずしいフルーティさの中に、しっかりとブドウの強さが出ています。

 

この時期、ワイン好きはウキウキし通しです。

Felice Beaujolais Nouveau !

 

 

 

 

関連過去記事

ボジョレーヌーボー2015 - ひぐらしPCに向かいて

毎年恒例 - ひぐらしPCに向かいて

■スノビッシュと言わないで - ひぐらしPCに向かいて

■ボジョレー・ヌーボーそしてよなよなの里に鮭のルイベ漬けパスタ - ひぐらしPCに向かいて

 

 

ボジョレー・ヌーボー」「ボージョレ・ヌーヴォー」と表記が違っていてすみません。

日本国内で、カタカナ表記が統一されていない状態です。 

ボージョレ・ヌーヴォー」が一番近い表記かと思います。

 

そうだ京都へ、行ったのだった。京都2016 初めて物語

 
昨日のいきなりの積雪ですっかり冬景色の札幌です。
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ナナカマドに重く積もった雪。
 
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一昨日まで咲いていた花も氷づけに。
長い冬のスタートです。
 
 
いまさら感はありますが9月の京都行の続きです。

そうだ 京都へ、行ったのだった。京都2016 - ひぐらしPCに向かいて

体調絶不調ではありましたが久々の新幹線で気分アップの京都入り。

細見美術館から定宿「三井ガーデンホテル新町別邸」へ向かう道すがら、

市バスの路線を間違えて乗ってしまい、ホテルまでぽてぽてと歩いていると面白いモノ発見。

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いきなり路面電車のようなものが展示されていました。

(ガラスへの写り込みが激しいです)

ビル建物との関係も不明ですが、説明板書によると

「日本初の電車 明治28年(1895年)2月1日、我国最初の電車による交通事業が

『京電』と称された京都電気鉄道によって当初京都駅のあった東洞院塩小路下がるから

伏見下油掛間で開業。大正7年(1918年)京都市は『京電』を買収し、昭和53年(1978年)の廃止まで83年間日夜市民の足として活躍した。」

と記されていて、板書の後半は薄れていて判読が不明。

その当時の電車のようです。ビル展示内には入ることができます。

当初は「停留所」の概念がなく任意の場所で乗降できたようです。

運転技術・設備も未熟だったため、正面衝突や電圧変動による正面衝突や爆走なども発生したようです。

現在の日本の交通機関からは想像もできないことですね。

暑さの中徒歩でトホホの状態でしたが思わぬところで面白い発見があり

お得な気分になりました。

 

 翌日、鴨川沿いでも「初めて」を発見。

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駅伝の始まりは、ここ三条大橋だった!

毎度この場所を通っていますが今回初めてこのような碑があることに気づきました。

東海道駅伝徒歩競争」が大正6年(1917年)4月27日~29日の3日間行われ

上野の不忍池がゴールだそうです。

23区間508㎞を3日間昼夜問わず走ったそうです。

すごい距離ですね。箱根の「山の神」どころではないです。

 

そういえばこの先の四条大橋には歌舞伎の始まりと云われる

出雲の阿国像」がありますね。

 

初めてづくしの京都。さすがやわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハロウィンあれこれ ガラスの顛末

11月です。
今年も残すところ2か月です。
 
昨日はハロウィンでしたね。
イベントとしてしっかり根づきましたね。
 
これは、友人EMちゃんがインスタグラムにアップした写真。
許可をいただき画像をお借りしました。
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             @emihisa  Instagram
ご近所のお家の飾りつけですって!
日本家屋での発想、センス良いです。
違和感ないもの。
 
我が家は特に何も。
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玄関にカボチャを飾ったくらい。
 
 
先日、やっと窓ガラスの交換が完了しました。
発見してすぐに連絡してから1ヵ月以上。
日々亀裂は伸びていきドキドキものでした。
縦180㎝×横220㎝の大きな1枚ガラスなので、エレベーターには入らず
男性3人で5階まで階段で上げていました。かなり重い様子。
ガラス用の丸い吸盤持ち手、あれ、良いですよね。
欲しい。(あってもどうするのだ?)
 
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先にひび割れガラスを外す作業をします。
外したら3枚に割っていました。
(あのカッターはやっぱりダイヤモンドの刃なのかしら)
形あるものは壊れるのですが、やはり何か寂しい。
冷蔵庫が壊れてサヨナラする時も
いつどうなってもおかしくない30年近く乗った夫の車とサヨナラする時も寂しかった。
 
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玄関先にコンパクトになって置かれたガラスに
ナデナデしながら小声で「サヨナラ」って言っておきました。
  
新しいガラスの取り付け完了まで3時間近くかかっていました。
お天気が良かったのが幸いでした。
手稲山まではっきりと写真に写っています。
 
 
きょうのええもん。
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お菓子をストックしているバスケットの中から
今はなき「ヤマザキナビスコ」の「プレミアムクラッカー」を発見!
これ好きでした。いつ食べよう。うきうき。
 
今のナビスコのプレミアムクラッカーは塩加減や味が微妙に違うの。
ハッ!
ということは、「オレオ」や「リッツ」もお味が違うんじゃない?
ああ、買いだめしておけば良かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

朝粥始めました その後2

朝粥にしてから1ヵ月以上。
毎朝、お粥さんですがまったく飽きません。
白がゆも良いですが、やはりいろいろトッピングしたりが楽しい。
ちなみに、前回ご報告した体重-1.5㎏は、その後ピッタリ変動なし。
良いの、ダイエットで始めた訳じゃないから。(強がり)
 
その23。
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定番の絹ごし豆腐入り粥。
小松菜・じゃこ山椒。
白だしベースで、ライムフレーバーのオリーブオイルをたらり。
 
その24。
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カボチャ・ドライリンゴ・パクチー
シチリアレモンのオリーブオイルをたらり。
桃屋の「やわらぎ」でアクセント。
ドライフルーツってお粥に合うのね。
やさしい甘さ。
 
その25。
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中華粥。絹ごし豆腐と三つ葉。
トッピングは搾菜・クコの実・松子(松の実)。
王道な感じ。
 
その26。
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絹ごし豆腐・窯揚げしらす・三つ葉。
しらすの塩気が良い感じです。
追い三つ葉で風味ばっちり。
三つ葉って英語で japanese honey wort です。
シチリアレモンオリーブオイルで日伊協定。
 
その27。
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カボチャ・大根・ドライリンゴ。
この日の朝は冷え込みました。
冷える朝にほの甘粥はうれしい。
ミントティーで喉を労りました。
 
その28。
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パクチーどっさり中華粥に、
ポテロング「ごま油としお」をプラス。
着眼は良かったけれど着地点が違うような。
美味しいけれど、ジャンクものを足してはいけないと思った。
こういう日もあります。
 
その29。
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豆腐・青梗菜、「はぼまい昆布しょうゆ」をたらり。
スーパーで見つけた丸美屋「まぐろとわさび茎の醤油麹煮」をトッピング。
丸美屋もいろいろ出しているのね。
すっごい子供の頃、「エイトマンふりかけ」の中に入っている
エイトマンのシールを集めていたっけ。
中身は「のりたま」だった。
 
その30。
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野菜粥。
さつまいも・にんじん・大豆・ごぼう。
イタリアンパセリシチリアレモンオリーブオイル。
浅漬けの野沢菜がシャキシャキで美味しい。
 
その31。
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帯広の和田農園のゴボウとパクチーで中華粥。
パクチーが好き過ぎる。
パクチーどっさりのお風呂に浸かってみたい!(どうなのそれ?)
 
 
毎朝、インスタグラムへお粥さん写真を投稿しているので
ハッシュタグを英語表記にするために
知らない野菜の英語名を調べます。
ググらずに辞書で。
ついつい、安易にPCやiPhneでググってしまうので
ボケ防止です。
 
そして、ビバ!お粥!
 
 
きょうのええもん。
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職場休憩室で森永のゲリラお菓子販売がありました。
お粥に添えたポテロング「ごま油としお」はすでに販売終了品で
10個500円と信じられないお値段に。
買わさるよね。
「ごぼう天」もビールにぴったりなの~。
これだから体重の変化がないんだと気づく。
 
 
もひとつ。

眩 くらら 葛飾応為の生涯 そして国芳 江戸好きはとまらない

 

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『眩 くらら』朝井まかて 新潮社

 

親父どの(北斎)との創作生活から自身の画を模索し

「江戸のレンブラント」と称される『吉原格子先之図』を描くまでの

葛飾応為の物語です。

 

もう3か月前に読了していたので

この記事を書くにあたって再度読み返しました。

やはり同じところで泣いてしまいました。

 

奇しくも読み返していた時に

「オランダの博物館所蔵の絵画が北斎が描いた可能性が高い」とニュースがありました。

本作の中にもシーボルトからの依頼で北斎は西画(西洋画)を描きあげています。

このリンク加減、フィクションの世界であっても骨組みは史実に基づいているところが

読者の気持ちをくすぐります。 

 

お話の中で応為はその中の数枚を親父どのから託されます。

「何が違うかっていやあ、遠近と陰影だ。まあ、真の景に近い。

異人らにとっては、目の前の物を正しく書き写したものが絵だ」

という親父どのの言葉が伏線のごとく応為の心にのしかかります。

それは後々、応為の作品に影響していきます。

プロローグとエピローグに「親父どのの筆」を絡めるあたり、唸りものです。

骨に肉を付けるかのようにお話を構築していく作家の仕事ってすごいです。

 

実際の画の画像を見ると何だか空が広々とし過ぎて

西洋画であるようなそうでないような。

不思議な画です。

mag.japaaan.com

 

どのくらいの位置から描いているの?って感じです。

(まぁ、北斎はデフォルメに近い遠近感を持った人だし。)

 

来月には『すみだ北斎美術館』もオープン。

応為が親父どのと暮らした部屋が常設になるそうです。

ぜひとも行かねば。

 

そしてこちらは文庫本。

これも3か月前『眩』の読了後すぐに読んだもの。通勤時の友です。

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歌川国芳 猫づくし』風野真知雄 文春文庫

猫大好き国芳が怪事件を紐解く。

こちらも文句なく面白い。

そして晩年の応為が登場したりと、もう江戸にワープしたい!

帯に「8匹の猫と7つの怪事件」とあるように

すべて猫がらみ。

猫好きとしてもたまらない。

 

さらに漫画3作。

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『花のお江戸の若旦那』杉浦日向子 河出書房新社

出版を心待ちしておりました。

すっごくうれしい。

薬商「志摩屋」三代目若旦那福太郎。

愛すべき三代目です。粋に身上つぶす努めを怠りません。

日向子先生の描くお江戸は活き活きしています。

 

『江戸のたまもの』『自撰 人情幕ノ内』昌原光一 小学館

「晴れの日もありゃ 雨の日もある。困った時ぁ、誰かが傘を差してくれるもんさ。」

江戸の市井の人々が引き起こす悲喜こもごも。

人情味溢れる短編集。気持ちがほっこり。

 

お江戸ラヴ。

 

 

【関連過去記事】

■応為・ジョ二・ボブ・レンブラント 東京記④ - ひぐらしPCに向かいて

百日紅 Miss HOKUSAI - ひぐらしPCに向かいて

 

 

すみだ北斎美術館