■応為・ジョ二・ボブ・レンブラント 東京記④
太田記念美術館にやってまいりました。
葛飾応為「吉原格子先之図」光と影の美
・・・光と影、相反する物、どちらの存在もお互いを存在させ得る。
そしてジョ二・ミッチェル!(かなり強引)
「Both Sides Now」青春の光と影
Joni Mitchell-Both Sides Now (The Johnny Cash ...
江戸風物の第一人者が描く江戸の人々が実に生き生きとしていました。
応為さんの詳細はWikiが面白かったのでぜひお読みください。(丸投げ)↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%9B%E9%A3%BE%E5%BF%9C%E7%82%BA
美術館のHPに【応為の作品は「吉原格子先之図」「女重宝記」のみの展示です。】
と、あったので覚悟はして行きました。
今回江戸東京博物館の「大浮世絵展」は時間的に無理なので
ここでじっくり観せていただこうじゃないの。
「光と影」と言えばまず思い出されるのが
オランダの画家レンブラントでしょう。
30年前オランダ滞在中にハーグ、アムステルダムの美術館を巡り
レンブラントを観まくりました。
彼はどうも、視覚の焦点を正確に結ぶことができず、
片目だけでものを見ていたそうです。
あの圧倒されるほどの光と影もその影響かもと昨今言われています。
応為さんの「光と影」は写実ではなく効果で表現しています。(アゴは出てるけど目は大丈夫)
「女重宝記」は挿絵感覚で珍しく応為さん名前を記しています。
「かつしか應為酔女筆」ふふふ。お酒が好きだったのですね。(親近感)
着物の柄が素敵だったり
女性のたしなみ教本のようなものでお蕎麦の食べ方まで及んでいます。
ちょっと読んでみたいですね。
一点、北斎の弟子、昇亭北寿「上総九十九里地引網大漁猟正写之図」がとっても洋風で目を引きました。
特に山の描き方がNYで毎日TVで観ていた「ボブの絵画教室」の山を彷彿とさせ懐かしかったり。
来月は「追憶の広重 浮世絵歴史散歩」ですってよ、奥さん。(誰?)
なんだかバーブラの歌が聞こえて来ました。
さあ、ほんの少し時間があるので
その前にまめ (id:mame90)ちゃんが記事に書いていた
「クロワッサンたい焼き」を食べねばね。
原宿の銀だこ横でがっつく。
クロワッサンでもたい焼きでもないけれど美味しい。
カロリー的に問題あり。
サントリー美術館は時間が切羽詰まってきて
かけあしで観覧。
あの大皿には何の料理を盛りつけましょうか、
みたいなことばかりを考えていました。
あの細かい絵付けは気が遠くなります。
成田第2ターミナルにて。
上階の国際線出発ロビーでいろんな国の人たちに混ざって
しばしボンヤリ。
到着地の掲示を見ているだけで海外に行った気になれます。
この時はまだ新千歳空港行き飛行機が数時間も遅れるなんて知る由もなかったのでした。