ひぐらしPCに向かいて

日々のあれこれを綴ってみます

アイラヴ お江戸

引続き江戸人情ものを読みふけっております。

函館出身の宇江佐真理の3作品。

8月に函館文学館を訪れた時に宇江佐さんのコーナーもあり、

何だか身近に感じたのでした。

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「卵のふわふわ 八丁掘喰い物草子・江戸前でもなし」講談社文庫

作中の「淡雪豆腐」や「黄身返し卵」も気になりますが、

やはり「卵のふわふわ」。

作ってみたらゆる〜い茶碗蒸しのような感じです。

少し火を通し過ぎたようで、

ふわふわ感が少なかった。

またチャレンジしてみましょう。

(注:時代小説です。レシピ本ではありません。)

 

雷桜」角川文庫

印象的な美しいシーンが。

脳内3次元化、

何故か主人公の娘「遊(ゆう)」は

女優の杏で、描いていた。

以前、ヒーヒー言って読んだ

長い小説「村上海賊の娘」のヒロイン「響(きょう)」も杏がちらついた。

もう、歴史ものは全部、杏で実写化すれば良いよ。(投げやり)

後半、成就できない恋が切ない。

 

夕映え」角川文庫

写真を撮るのに並べて、

初めて気がつきました。

上・下巻でカバーの絵が繋がっているのでした!

良いですね。

これは、松前の港なのかしら?

遠くに見えるのは函館山

 

江戸から明治に移り変わる激動の時代。

彰義隊に身を投じた息子のくだりは、

杉浦日向子の「合葬」を思い返しました。

時代のうねりに飲み込まれていく人々。

いろんな想いを胸に、それでも懸命に日々の生活を守る人々。

生きるって、こういうことなんだと

思わせてくれる。

 

もう、涙腺が弱くってこまる。

江戸ものはまだまだ続く。

 

お江戸ラヴ。 

No book No life.

 

 

 

今週のお題「読書の秋」