百日紅 Miss HOKUSAI
昨日、映画「百日紅」を観てきました。
ご存知、杉浦日向子先生の同名原作のアニメ化です。
原作厨の私としては、導入部で「原作を読んでいない人にはどうなのだ?」と一瞬感じました。
主人公お栄(葛飾応為)のCV、杏の江戸ことばがなんだかしっくりこなかった。
(かといって誰がやればしっくりくるのかも想像できず。)
封切り前に彼女のメディア露出が多すぎて、声を聞いて画像を観ていても彼女の顔が浮かんでしまった。
(良くない現象。)
父、鉄蔵(葛飾北斎)役の松重豊はイメージに合っていて良かった。
映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』新予告編 - YouTube
お栄の妹、お猶のシーンに原作にはないエピソードが入っているけれど、
まったく違和感のない(かえって情緒あふれる)ものでした。
このあたりはさすが原恵一監督です。
たわわに咲きほこる百日紅の花は紅く哀しい。
秋には杉浦作品「合葬」の実写化も上映予定。
運命に翻弄される若者たちのお話で、とっても切ない。
原作の世界観をどう表現してくれるのか楽しみです。
映画ってほんと、ラヴ♡
*過去記事