ひぐらしPCに向かいて

日々のあれこれを綴ってみます

春暁特別公演

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先週、「中村勘九郎 中村七之助 春暁特別公演2018」を観劇しました。

両滝縞の着物に鏡裏紋の名古屋帯

おかめひょっとこの帯留め。

帯揚げはお土産にいただいた

ベトナムシルクのストール。

 

歌舞伎に触れる機会の少ない北海道。

「札幌でぜひ公演を。」とのファン一言から始まり、

13年前より、中村屋一門が毎年行う全国巡業公演です。

着物で観劇の方も多く、

着物ウォッチングもでき楽しかった。

 

特筆すべきは、

七之助丈の美しさ!

昔、歌舞伎座で観た坂東玉三郎丈の美しさに息を呑みましたが、

それをも凌駕する美しさかと。

ため息がでました。

 

照明に照らされる衣装の色も、

勉強になりました。

 

もっと観たいなぁ、歌舞伎。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

啓蟄 桃始笑(ももはじめてわらう)3月きもの会

Peach blossoms begin to bloom

お天気が良かったり、

低気圧が押し寄せたり、

なかなか安定しない時期です。

木の芽どき

体調も崩しやすい頃、

皆様ご自愛ください。

 

2月、如月はアッと言う間に終了し、

3/7にきもの会、開催でした。

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啓蟄の候。

葉っぱの中に鳥や虫、花たちの図柄が入った、

伊勢型染の名古屋帯

氷割れ地に万筋の小紋

半衿帯揚げも黒で、帯揚げは命の赤で。

 

今回は大通ビッセ4Fの

「焼鳥おでん こう楽」にて。

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初めてのお店でしたが、

雰囲気も良く、とても美味しかった。

ランチのお蕎麦も食べてみたい。

 

きょうのええもん。

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一久大福堂の

桜餅といちご大福。

至福、福々。

にっこり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨水 土脈潤起(どみゃくうるおいおこる)2月 きもの会

 The ground becomes moist

土脈、大地が脈打ってる感じ。

ドクン、ドクンと春に向かっています。

 

2月きもの会。 

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脈打っていても、寒い札幌です。

 

紬のほっこりした感じが嬉しい。

青、瑠璃色の縦縞紬に

前回と同じ結城紬の帯。

帯揚げ、帯締め帯留めは濃藍で引き締めて。

紬は着やすいので、大好きです。

 

お店は以前も伺った「祥瑞」(しょんずい)

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気になっていた

「ワイン6種飲みくらべ」

ワインエキスパートの資格を持っている

MRちゃんのプラクティス。

 

なかなか、テイスティングで当てるのは

難しいです。

神咲雫はすごいな。

 

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お料理も安定の美味しさ。

オリーブのフリット、美味しいです。

ありそうで、あまり見かけない。

 

きもの会の終わり頃、

平昌五輪、女子パシュートが金メダル、

俳優の大杉漣さんが亡くなった

ニュースを目にし、

二次会もやめて

何となく急いで帰宅しました。

 

 

 

 

 

神の雫 コミック 全44巻完結セット (モーニングKC)

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春は名のみの

二十四節気立春に入りました。

が、まだまだ寒いですね。

さっぽろ雪まつり」も

本日より始まります。

 

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散歩でネコヤナギの花穂を発見!

着実に春へと向かっています。

 

この頃、

「早春譜」の歌詞が脳内リフレイン

状態に。

北海道は2月が一番、

天候が荒れる時期です。

 

10年前の息子の大学受験。

京都への飛行機を予約する際には

長期予報の天気図と格闘し、

試験日二日前に無事に現地入りしました。

 

案の定、試験日前日は荒れに荒れ、

欠便が出て、試験に間に合わなかった

受験生もいました。

 

受験に失敗したからといって、

人生が終わる訳ではありません。

が、悔いが残るのはイヤですよね。

 

受験生の皆さん、

人事天命で万全に臨んでください!

 

 

きょうのええもん。

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「すし善 蕾亭」の海鮮太巻き。

2/1〜3までの限定販売。

すぐに売り切れてしまうので、

フライングでいただきました。

札幌でも、節分に恵方巻きを食す

慣習が定着したような感じですが、

節分当日、いつも行くスーパーには、

異様な数の恵方巻きが並んでいました。

あれ、全て売り切るとは思えません。

残ったものは廃棄ですよね。

 

最近、物が多すぎませんか?

 

 

日本酒な夜

一月も終わろうとしています。

今年も残すところ11ヶ月。

 

寒いですね〜。

札幌はずっとマイナス気温です。

そんな極寒の中、MYMちゃんと飲み会。 

 

吹雪いてはいないので、着物で行きました。

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極寒だからこその花づくし。

椿文様の泥大島に、結城紬の帯を合わせます。

帯留めもシルバーの椿。

大島紬は着付ける時に「シュッシュッ」と

衣ずれの音が小気味良いです。

いい女になった気がします。

 

おばんざいと和食「風香」へ。 

まずは先日の蔵元ツアーのお礼を述べて。

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日本酒をしこたま飲みました。

前回の蔵元ツアー記事で

「これから、日本酒をいただく時には

バックグラウンドや造り手の想いを

想像して」みたいなことを書きましたが、

もう、一瞬で、「うまい!」で終わってました。

純米大吟醸 冬花火(小林酒造/栗山町)

特別純米 彗星生(上川大雪/上川町)

純米吟醸 寒紅梅(寒紅梅酒造/三重)

純米吟醸 東洋美人(澄川酒造/山口)

 

どれも、スッキリ美味しい。

冬花火以外はお店の「かくし酒」です。

そして、日本酒の名前って

それぞれに素敵だなと、改めて思いました。

 

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おばんざいもお造りも

酒に合うこと!

真たちの塩焼きはクリーミーで美味しくて

グイグイお酒が進みます。

蔵元に想いを馳せるどころではないです。

〆の親子丼は安定の美味しさ。

 

日本酒を飲むと、ワインを飲んだ時よりも

感情の振り幅が大きくなるような気がします。

楽しく笑って、

何だかシンミリ泣いて、

ガッツリ飲んで食べて、

夜が更けました。

 

 

きょうのええもん。 

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着物小物を通販で購入したら

おまけで金太郎飴が入っていました。

うふふ。

うれしい。

 

 

雪の形を見てみたい 六花落々

大寒に入ったと思ったら

案の定、寒波が押し寄せ

関東圏は大雪で大変でしたね。

 

今季、札幌はここまで雪は少な目ですが、

最高気温マイナス5C°はさすがに寒いです。

そして、寒さを耐えるご褒美か

気温が低いと、それはそれは美しい、

雪の結晶を視ることができます。

雪の結晶は六角形を成していて

ふたつと同じ形はありません。

六角形の華、六花(りっか)です。

 

札幌に移った20数年前の冬。

記録的な大雪で、気温もかなり低かった年でした。

ふわりと舞い降りた雪。

黒いカシミアのコートに雪の結晶がくっきりと。

生まれて初めて、肉眼で視た六花でした。

それ以降、

あれほどの六花にはお目にかかれません。

 

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「六花落々(りっかふるふる)」

西條奈加 祥伝社文庫

 

タイトル、良いです。

年末の忙しい時期に、現実逃避で一気読みした一冊。

20年にも渡る観察で雪の結晶をまとめた「雪華図説」「続雪華図説」は、

雪の殿様と呼ばれた古河藩主土井利位によって出版されました。

その利位が若君の頃に御学問相手に抜擢された小松尚七の目を通して

幕末の動乱が描かれていきます。

 

時代小説を読む上で

「凛とした侍・江戸・幕末」が私が好きなキーワードですが、

ここに「ゆずれない何か」が入れば最強です。

 

雪は人の生活に色々な影響を与えます。

それは恐ろしくもあり美しくもあって、抗う事などとうていできません。

せめて、身の安全を工夫するのみ。

 

だから、普通タイヤで車を走らせるなんて

あり得ないからっ! 

(本日、一番言いたかったこと)

 

話がそれました。

 

No book No life.

 

 

 

雪華図説/雪華図説新考―正・続「復刻版」

雪華図説/雪華図説新考―正・続「復刻版」

 

 



 

 

蔵元ツアー

 

小寒から数えて九日目は寒九(かんく)。

この時期のお水は、寒九の水と言って、

一年で一番清いそうです。

お酒の仕込みもこの日に行う蔵元が多いそうです。

 

そんな寒九の日の1/14に

朝早くからバスで蔵元ツアーに行ってまいりました。

 

先月、きもの会で訪れた

「おばんざいと和食 風香」で

毎年行われている30人限定ツアーで、今回初参加です。

納豆菌は酒の酵母菌をダメにしてしまうそうで、

一週間前から納豆を断ち、スーパーでも納豆売り場には近寄らず

と、緊張しました。

 

栗山町の小林酒造へ。

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札幌から貸切バスで1時間ほど。

お天気が良く、気温も低かったので

ダイアモンドダストも見られ、

テンションアップ!

 

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杉玉。または酒林。

 

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創業140年。

北海道では老舗です。

 

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酒米の蒸し上がりを見学。

 

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蒸し上がりました。

小林酒造は地元栗山町の

若者を多く起用されています。

ワインのテロワール同様、

その土地の気候、その土地で収穫されたお米、

そして若者達の日本酒造りへの情熱と誇りが化学反応する、

と担当してくださった小林専務が

熱く語っていらっしゃいました。

 

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蒸し上がったばかりの酒米をいただきました。

通常の白飯よりも硬め。

パラパラ。

歯応えがあります。

 

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麹室。

こうじむろ。

「こうじしつ」と声に出さず、良かった。

 

余談ですが、

かなり昔、東大寺を訪れた時に

食堂(じきどう)を「しょくどう」と読んでしまい、

後で赤面したことがあります。

ですので、

日本古来関係の場合は

ストレートな読み方をしないように

心がけています。

 

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室は能代杉でできています。

柔らかい杉の木材が

麹を育てるのに適しているそうです。

 

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小林酒造は秋田から北海道へ入植。

蔵元は煉瓦も造っていて、

煉瓦職人も一緒に連れて来たそうです。

イギリス積みですね。

煉瓦好きには見逃せません。

 

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できたての麹。

美しいです。

 

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仕込んで2週間ほどの大吟醸

写っているのは小林専務です。

お若いです。

 

大吟醸は梨のような香り、

吟醸は桜のような香りがするそうです。

(確認できず。)

ああ!この仕込樽の中に浸かりたい!

 

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ランチは風香特製お弁当。

美味しい。

日本酒によく合います。

 

帰りのバスに乗り込む前はお買物。

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やはり、蔵元限定、ですよね。

 

利き酒のごとく、

いろいろ試飲させていただいたので、

良い加減にほろ酔い。

 

これから日本酒をいただく時には

そのお酒のバックグラウンドや、

造り手の想いを

思いめぐらせることでしょう。

楽しいツアーでした。

 

きょうのええもん。

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秀逸なデザイン。

 

 

 

 

http://www.kitanonishiki.com/