間奏曲はパリで
タイミングが合わずなかなか観られなかったこの作品、やっと♪
春の嵐の様な昨日、南3西1のディノスシネマズ札幌へ行ってきました。
「間奏曲はパリで」マルク・フィトゥシ監督・脚本
良い人だけれど頑固な夫。子供達も巣立ち、平穏で変わり映えしない生活。
長年連れ添っているうちにお互いに気が付かないことが増えて積もっていく。
身に覚えがある感情で、なんだかソワソワしてしまった。
主演の妻ブリジット役はイザベル・ユペール。
「ピアニスト」では異常な崖っぷち女を演じて度肝を抜かされましたが
今回は、パリでのアバンチュールにときめく女性を可愛らしくかつ痛く演じています。
妻のパリでの行動を尾行してしまう夫グザヴィエを演じたジャン=ピエール・ダルッサン、
この人、良いわ~。
妻の浮気に傷つき、その足で確執のあった息子を訪ねます。
目標にうち込む息子の姿に励まされたのか、いろいろな思いを胸にひとりパリをさまよいます。
オルセー美術館(たぶん)の「羊飼い」の絵画の前で思わず足を止めます。
この絵画はこの映画の重要なポイントです。
この辺りで、今まではブリジットに感情移入していたのがグザヴィエの心情に涙してしまいます。
登場人物のキャラ設定が丁寧で、「そうそう!」と納得できます。
ラストシーンも素敵。
夫婦はお互い様だなぁ。夫に優しくしてあげようと思いました。(一過性。)
この日は夜に出かけるため、夫の晩御飯を用意しておかなければならず、
いつもだったらレトルト物だったりするのですが
とんかつ、それもヒレかつを揚げてしまいました。
劇場にあった気になるフライヤーたち。
すべて観たい。
映画ってほんと、ラヴ♡