御神酒はいかが?
2014京都旅行編が完結していないなか
現実逃避的な。
読了。
好きな作家の作品を単行本初版で読む喜びはファンとしては最たるものです。
ルヴォワールシリーズが終了し、
月刊誌の作品をストーカーのごとく探し当て読了していても
やはり1冊の本になってこその喜びです。
(円居先生、引かないでね)
微力ではあっても出版界に貢献したい所存であります。
お代は謎だよ――――
時間や場所を問わず、大学構内のどこかで気まぐれに
営業を始める神出鬼没の都市伝説バー「三号館」。
妖艶な女マスター・蒼馬美希は、持ち込まれる謎を
鮮やかに解き明かす。大学生遠近倫人は、
理系女子・青河幸の気を惹くために
「三号館」に謎を持ち込むが……。(帯より)
登場する京大構内のすべてが I can imagine なので
自分が、サークル「賀茂川乱歩」に所属しているような気がしてきます。
楽しい。(アブナイ)
そして、ルヴォワールシリーズ同様
ラストの着地点が期待通りなのが嬉しい。
各章は「三号館」で供されるカクテルの名前になっていて洒落ています。
レシピの記載もあり
京都に酒と、私得の他に何があろう状態です。
ワインの映画を観ればワイン。
カクテル由来のミステリを読めばカクテル。
と単純ではありますが
それこそが人生の楽しみなのです。
最終章の「名無しのガフ」がどうしても飲みたくなり
ドラフトギネスを買いに夜中にコンビニ3軒まわりました。
ちなみにドラフトギネスに入っている泡をクリーミィにする
白い球のカプセルを何となく蒐集しています。
さあ、トーチカと青河さんがその後どうなるのか
「名無しのガフ」をガフガフ飲みながら(スルーしてください)
妄想タイム!