■老舗のプライド ③五勝手屋羊羹
時々これを無性に食べたくなります。
「五勝手屋羊羹」(ごかってやようかん)
函館出身の夫より「美味しいよ」と新婚当初教えてもらいました。
(なんかいやらしい///▽///)
形状はマーブルチョコ(明治製菓)ぐらいの筒状。
フタを開けて底をみーっと押上げ筒に付いている糸で
くりっと切取って食べます。
これが楽しいです。
押出した羊羹をそのままがぶりしても良さそうなものを
糸でくりっと。
がぶりしたら歯型が付きますものね。
無粋ですわよね。ほほ。
南部藩の杣人(そまびと)・五花手組(ごかってくみ)が
小豆を栽培してみたところ、
蝦夷地で初めて実らせることができ
これをもとにお菓子を作り藩公に献上したそうです。
本格的には明治3年(1870年)北海道でとれた豆と
北前船で運ばれた寒天砂糖を使用して作られたそうです。
羊羹ですから甘いですが
さっぱりとした甘さです。
今でこそ広く和菓子に使用されている道産豆も
先人たちの苦労があってこその賜物です。
変わらぬレトロなデザインのまま販売されています。
この先も変わらない予感。
先端の砂糖の結晶がざらめ状になっているところが
たまらない。
ほぅほぅ。(*^。^*)
*五勝手屋本舗