お日柄もよく 姪の結婚式 色留袖のお話
5月の佳き日。
姪の結婚式と披露パーティーがありました。
やっと、色留袖が着られる!
と、意気揚々。
草灰色の色留袖。
こちらは、母の帯を合わせて。
通常、こちらの帯の方が色目もめでたく
よろしいのですが、
結局、私好みの白い帯にしました。
着物の色がだいぶ違って写っています。
別々の日にインスタグラムにあげたものなもんで。
刺繍半衿で豪華に。
伊達襟は白。
背中に一つ紋を芥子縫いで入れています。
実家の違い鷹の羽紋。
色留袖の一つ紋だと
訪問着と同格になるので、
三つ紋や五つ紋よりも、着用頻度が上げられます。
絵羽模様は時代祭り。
こういった、地味派手が好きです。
祝い扇も色留用に。
着物のTPOは
色々とたいへんですが、
基本を守りつつ、自分のスタンスで
自信を持って着ることが大切だと思います。
兎にも角にも、
お祝いの席に着物で出席できる喜びを
かみしめました。
きょうのええもん。
母が愛した銀座の柳。
きっと、どこかで見ているね。
4月きもの会
きもの会の記録をば、ガンガンいきます。
この4月できもの会も6年目をむかえました。
よく続いていると、感心。
以前狸小路1丁目にあった「ツバキホール」が
6丁目に移転して、「フンギ堂」になってから
始めての訪問です。
名前の通り、美味しいきのこを使った料理が
目玉です。
で、着物もきのこテーマです。
絞りの着物。
絞りが椎茸の裏みたいかな?と。
帯の円相模様は、フェアリーリング。
帯留めはシメジ。
結構、無理のある見立てです。
旬のお野菜たっぷりのコース。
ポルチーニのパスタが美味しかった!
4人とも絶好調です。
久々に3本行きました。
きょうのええもん。
大好きなJo Malone が大丸札幌店に初上陸!
早速、Dark Amber & Ginger Lily を購入。
開店プレゼントでバラをいただいた。
オレンジ色の美しい子。
3月きもの会その2 六本木歌舞伎「羅生門」
わくわくホリデーホール(元市民会館)にて、
六本木歌舞伎「羅生門」観劇です。
三枡と隈取り模様の献上帯。
海老の帯留め。
海老様仕様で。
新しい歌舞伎に挑む
市川海老蔵丈の六本木歌舞伎第三弾。
歌舞伎の間口を広げるべく、
色々チャレンジされています。
幕開け、ラストの象徴的なシーンは
豪華で美しく幻想的でとても良かった。
ですが、本編、三宅健君じゃなくてもいいよね
と思いました。
何だか学芸会みたいなんだもの。
(個人の感想です。
健君ファンのかた、ごめんなさい。)
とにもかくにも、
海老様の歌舞伎役者としての
器量の大きさを再確認いたしました。
今後の六本木歌舞伎も期待しています。
観劇後は「左岸」にて
天使の海老のパスタをいただきました。
海老づくしの一日でございました。
まだ平成だった3月きもの会 南座へ
3月がてんこ盛りだったので、
2月のきもの会はお休みでした。
きもの会メンバー4人で京都へ。
藍鉄色、華短冊文様、丹後ちりめんの小紋に
今回は桟敷席なので
着物もグレードアップでございます。
むふん。(鼻息)
今回は虎屋からではなく
正面から入場。
初桟敷席でした。
前回、舞妓さんや芸妓さんが座っていた所です。
最初、座椅子は真正面(客席側)に向いていて、
そのまま座ってしまったので、
首を左に向けて舞台を観る格好に。
首が…凝る…肩バンバン…
途中で座椅子を動かして身体の正面を
舞台に向ければ良い事に気づく。(遅い)
玉三郎丈の美しさは素晴らしかったです。
「阿古屋」
戦後この大役を演じられたのは
演目で、
玉三郎丈のお年を考えたら
阿古屋は最後かも、ということで
今回の観劇とあいなりました。
「太刀盗人」
松羽目物大好きです。
すっぱの九郎兵衞、面白い。
「傾城雪吉原」
もう、息をするのも忘れるくらいの美しさ。
花道での玉バウワーを堪能。
桟敷席にした甲斐があるというもの。
出雲の阿国像。
南座を見上げてらっしゃいます。
まだ平成だった1月きもの会。
気がつけば5月。
令和に改元されました。
現在、札幌は桜も満開です。
「ひぐらしPCに向かいて」なのに、
iPhoneばかりで
PCにぜんぜん向かっていません。
でも、おかげで肩凝りが改善されました。
備忘録なので、
振り返って記しましょう。
いつものように年末年始を過ごし(大雑把)
1月のきもの会。
12月と同様に寿司「てんちじん」にて。
濃紺のウールの着物。
暖かいです。
新年にのみ登場の帯。
すっきり落ち着く色合いです。
食べたお寿司の写真を探しましたが、
削除したもよう。
12月に伺った時は、そのお味と拵えの工夫に
感動しましたが、
だからといって続けて行くものではありませんね。
もう、いいかな、って思ったりして。
(ごめんなさい)
こちらは、年明け早々
Mちゃんと「風香」で新年会の時のコーディネート。
帯を替えて。
この時は日本酒ガンガン呑んで、
翌日、頭ガンガンだった。
12月 きもの会
2018年締めくくりのきもの会。
吹雪いておりました。
くるりのデニム着物、ドレススラブに
おろし立て、円相の名古屋帯。
黒墨色がお気に入りです。
とっても締めやすい帯です。
帯揚げは京都のきねやさんで、
一目惚れした雪の結晶模様が入ったもの。
くすんだ朱の帯締めでクリスマスっぽく。
年末年始のきもの会は少し贅沢です。
ススキノF45ビル地下の「寿司 てんちじん」へ。
おまかせのコースのみ。
赤酢のシャリは小さめで
こんなにたくさんいただいても
ちょうど良い感じ。
どれもこれも美味しい。
酔いのもと。
偶然、綺麗な青。
吹雪の中、2軒目は
フレンチ「サブール」へ。
今年もみんなで元気に酔っ払って終了。
きょうのええもん。
りんごをたくさんいただいたので
冷凍パイシートを使ってアップルパイ。
見た目アレでもお味は花マル。
南座 新開場 その2
友人Mちゃんとの南座観劇編、
その2でございます。
当日の私たちの行動を記しておきましょう。
朝食。
ホテル近くの「Lorimer Kyoto」へ。
ブルックリンの和食店が、京都に逆輸入。
お客さんも外国人が多いです。
スタッフは日本語が話せますが、
シェフは英語のみ。
(お見かけは日本人、もしくはアジアン)
熟成させたお魚の定食です。
朝から鯛。やっほーい!
とても美味しい。
が、しかし日本流のサービスがありません。
(お水、おしぼり)
当たり前に出てくると考えるのは
日本人だけです。
この後、ホテルへ戻り着物を着ます。
昨年オープンしたホテルで、
立地条件も良く、リーズナブルで
とても満足なのですが、
お部屋に全身鏡が無い!
裾の長さに異常なこだわりを持つ私にとって
かなりの致命傷。
事前の確認で従業員のロッカー室の使用を
提案されましたが、
何か嫌じゃない?
せっかくの京都で従業員ロッカー室だなんて。
何とかお互いに確認しあい、お部屋で着付け完了。
いつもの倍は時間がかかりましたが、
シャナリとお出かけです。
南座近くでぶらぶらしようとなり、
まずは建仁寺へ。
潮音庭。
こぢんまりとして好きな庭。
臨済禅師「喝」都路華香筆
数年前にこの画を観た時は
特別な印象は持ちませんでしたが、
今回は何故か強く惹きつけられました。
私の中で感じ取る何かが変わったのでしょうか。
この後は法堂の双龍図を訪ねました。
花見小路、ろーじを歩くMちゃんの後姿。
花街関係の人みたい。
ランチは十二段家で湯葉鍋定食。
はふはふ。
この店名、由来を知らないので調べましたら、
歌舞伎、「仮名手本忠臣蔵」は全十一段から
なり、
南座で観劇後の十二段目はこちらで、
ということだそうです。
ほう。良いねえ。
この後、河原町を三条方面、
きねやさんやBALをひやかして、
そろそろ南座へ。
まだ少し早いので、
裏にまわって、とらやのカフェへ。
私たちには暑い気温。
冷茶と生菓子。幸せです。
こちらは南座に直結していて、
奥へ進みチケットを出せばそのまま入場できます。
おお!便利、と思いましたが、
南座、初着物。正面から入場すればよかった。
そして、前回記した花横のお席に。
演目が始まった直後、
早朝からの興奮マックスと
歩き回った疲労、安堵感がないまぜになり、
居眠りこきました!
眼が裏返るのを必死で抗いましたが
頭がガクッと後ろへ。
ハッと目覚め横のMちゃんを見やれば、
同様に、船こいでいました。
舞台から見えていたら
本当にごめんなさい。
二人で肘を小突き合いながら、頑張りました。
でも、居眠りは一瞬(だと思う)で
その後はちゃんと拝見いたしました。
長くなりました。
歌舞伎演目のお話はまた後ほど。