ひぐらしPCに向かいて

日々のあれこれを綴ってみます

松竹大歌舞伎 2019

 

今年も観劇。

札幌教育文化会館、昼の部です。

 

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白橡色の近江上布に紗の博多献上帯、

色を少なく涼しく。

夏着物、大好きです。

 


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演目は

一、襲名披露口上

二、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)「引窓」

三、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)かさね

 

高麗屋、松本白鵬松本幸四郎の襲名披露口上。

今回、染五郎丈はいないのでお二人の襲名披露口上です。

主だった出演者とお二人とのゆかりトークが楽しい。

これから歌舞伎を観るのだ!という気持ちがアップ。

猿之助さんは「狸小路ラーメン横丁ジンギスカン屋は中国人だらけ」と仰って

札幌の実情を把握されてました。

 

「引窓」はかなり昔に歌舞伎座で観たことが。

小銭を投げてホクロを取る件りばかり記憶していました。

今回、親子の愛情物語(ざっくり言うと)

であることを再確認。

 

「かさね」は今回初めての観劇。

清元の舞踊劇。

大南北と呼ばれる、四代目鶴屋南北の作品は

結構好きです。

男女の愛憎どろどろホラー。

色悪の与右衛門に幸四郎丈がハマっています。

かさね役の猿之助丈の踊りにも引き込まれました。

衣装や小道具がポイントになっているのも

観ていて楽しい。

 

今回、清元栄寿大夫として

尾上右近丈が浄瑠璃方で出演。

お父様、お兄様と一緒に鮮やかな萌黄色の

裃姿で舞台に乗ります。

時々、蓋つきの入れ物で、

喉を湿らしていたけれど、

何を飲んでいらっしゃるのかしら。

 

 

歌舞伎は楽し。