■道産子のDNA
北海道のお土産事情。
最近は「じゃがポックル」(ポテトファーム)や
「白いブラックサンダー」(有楽)といった
本州の企業が北海道で展開している商品も多く、人気のようです。
しかし、定番は「白い恋人」(石屋製菓)でしょうか。
地味ですが60年近く根強い人気を誇ります。
「白い恋人」が深窓の令嬢的な存在であれば
幼馴染の花子ちゃん的な存在、それが「わかさいも」です。
大昔、大学時代のルームメイトが北海道出身で
彼女の実家から送られてくる荷物の中に
必ず「わかさいも」が入っていました。
うれしかったなぁ。(他人(ひと)の物だけど)
「白い恋人」はいただいたらすごく嬉しいけれど(何でも嬉しい)
自分では購入しません。
「わかさいも」は時々ものすごく食べたくなるので
見かけると購入してしまいます。
「芋よりも芋らしく」
そう謳っていますがお芋の類はいっさい使われていません。
餡は道産の大福豆(おおふくまめ)を使用。
金糸昆布で焼き芋特有の繊維質を表現。
こんがりとした皮に塗られているのは
卵と醤油を合わせた卵醤油。
むっちりとした食感。
ほのかに甘じょっぱく、
時折、昆布のぷちっとした歯ごたえ、
さらりとしたやさしい餡がお口にの中に広がります。
本日は、台湾産の「高山茶」でいただきます。
時々TVで流れるローカルチックなCMも好きです。
札幌に住んで19年。
すっかり道民です。
どこからか「わかさいも~」と聞こえたら
しっかり反応する自信があります。
それにしても
ご案内に書いてある「スロー風土」はナイスだな。