ひぐらしPCに向かいて

日々のあれこれを綴ってみます

今はもう秋

誰もいない海。

か、どうかは不明。

ですが、確実に秋です。

 

昨夜は9月きもの会。

21:30頃にはお店を出て、

酔いの頬に心地良く当たる、

秋風を楽しみながらのんびり帰宅。

最近の北海道は本州並みの暑い夏も多くなりましたが、

秋はやはりアッと言う間に終わってしまうので

「秋風が心地良い」感は、かなり貴重なのです。

 

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今年もベランダの鉢に吾亦紅がたくさん咲きました。

深紅色の小さな花が俵状の穂の形に

集まっているのが、可愛い。

大好きな花です。

 

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玄関にはミズヒキと一緒に。

吾亦紅とミズヒキは

母が北鎌倉に住んでいた頃に

送ってくれた鉢植えの中に

紛れていた子たちです。

立派に野生化しました。

 

吾亦紅

さし出て花の つもりかな

小林一茶

 

吾も亦

紅なりと ひそやかに

高浜虚子

 

どちらも有名な俳句ですが、

何だか華々しさに欠ける風情のせいでしょうか?

消極的な感じですね。

儚げな秋の野に吾亦紅の深い紅色が

ぽつぽつと、風情があります。

彼岸花の燃える様な赤、ではないけれど、

われもまた紅なり、

とひっそり主張。

 

英名はgreat burnet 。

「素晴らしい褐色」だなんて、

直球で嬉しいけれど

やはり私たち好みの「風情」に欠ける。

(めんどくさいヤツ)

「吾亦紅」がしっくりきます。

 

戸棚を片付けていたらこんな物を発見。 

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たち吉の秋の花小皿。

いつ、誰にいただいたのかも覚えていない。

ごめんなさい。

その季節限定、っていうの

着物にも通じていて好き。

(忘れていたくせに)

 

きょうのええもん。

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おはぎ作りました。

少し小さめ。

美味。ふふふ。

 

 

 

 

白露 玄鳥去る(つばめさる) 9月きもの会

Swallows leave for the south

日中、汗ばむことはあっても

朝晩は寒いくらい。

靴下をはいている今日この頃。

台風の影響で強風です。

ベランダの鉢植えも避難。

 

さて、木曜日は9月きもの会です。

着物は単衣の候。

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くるり」のデニム着物

「Dress slub」に伊勢型染の帯。

ワイングラスの模様。

蘇芳色の三部紐は赤ワインを連想させます。

帯留めにしたのは

Hobeのヴィンテージイヤリング。

 

今回のお店は

フレンチレストラン

「tire bouchon(ティルブション)」。

 

ブションはコルク栓。

ティルブションはワインオープナーの意味です。

 

そう、ワイン飲むぞ!の帯ですね。

  

ティルブション

食べログ ティルブション

 

 

きょうのええもん。 

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大文字草。

今夏は葉焼けしてしまい、もう咲かないかしら?

と思っていたら、しっかり咲いてくれました。

 

小さな大の字がたくさん。

愛おしい。

 

 

 

 

 

 

息を吸って吐く

昨日は久しぶりにMYMちゃんとランチ。

円山のインド料理「ジャドプール」で

ミールスをいただいた後、

少し足をのばして、芸術の森にある

「COQ」へ。

7月にオープンしたばかり。

テキスタイルのギャラリーとショップ、

一つ星フレンチレストラン、aki nagao がプロデュースするダイニング、

一日1組限定のハウスゲスト、

と札幌の自然の中でいいとこ取りの施設です。

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「COQ」…呼吸です。

クリエイションを呼吸する場所。

コンセプトが明確です。

 

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店内からも樹々の緑や光が楽しめます。

 

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苔玉ローズマリー

お隣のテーブルにはセージでした。

これ、家でやってみよう。

 

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器も素敵。

紅葉が始まる頃にまた訪れたい。

 

 きょうのええもん。

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今朝の見事な虹。

気持ちの良い朝が、Jアラートでぶち壊し。

変なもの飛ばさないでください。

 

 

 https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/hokkaido/A0101/A010105/1046448/top_amp/

 

http://coq-textile.jp/

 

朝粥始めました その後12

時間があきました。
4/30〜5/29のお粥さん。
 
その201。
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椎茸、ミックスビーンズ、塩昆布。
 
その202。
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手作り豆腐、椎茸、落とし卵。
レモンオリーブオイル、黒胡椒ガリガリ。
 
その203。
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たらこ、キュウリ、白胡麻。
魚卵ってどうしてこんなにも美味しいのか?
 
その204。
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息子の結婚式でハワイに行くので、
野菜室の整理。
トマトたっぷりトマト粥。
 
その205。
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帰国して醤油に飢えていました。
トマトのピクルス。
 
その206。
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ごぼうと昆布の漬物。
松の実。
 
その207。
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青梗菜、揚げ餅、山椒醤油。
朝、目が覚めた途端に揚げ餅が食べたくなりました。
ハイカロリー!
 
その208。
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ほうれん草と昆布醤油。
この頃、体調絶不調でした。
 
その209。
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グリーンアスパラ、ニンジン入り卵粥。
ハワイと札幌の気温差で激しい風邪っぴきの頃でした。
 
その210。
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牡蠣の燻製のオリーブオイル漬け、
野菜はグリーンアスパラ、オクラ、こごみ、アスパラ菜。
オイスターソースで。
豪華です。
 
その211。
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青梗菜、落とし卵、昆布醤油。
風邪+花粉症で泣きっ面に蜂的な。
 
その212。
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ズッキーニ、プチトマト、椎茸の茎。
ヒマラヤピンクソルト、オリーブオイル、黒胡椒ガリガリ。
椎茸の茎は縦に細かく割いて冷凍保存。
風味が凝縮して美味しい。
 
その213。
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こごみたっぷり粥。
九条ねぎと揚げ玉、おかか醤油。
 
その214。
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ブロッコリーの茎を柔らかく煮て。
永谷園のお茶漬けのもとがたくさんあるので
入れてみた。違和感なし。
 
その215。
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ブロッコリー、ニンジン、アスパラ菜。
昆布醤油グルグル。
 
その216。
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プチトマト、さやいんげん、
ミッキーシェイプのチーズクラッカー。
レモンオリーブオイル、ヒマラヤピンクソルト。
 
その217。
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「ワレワレハ ウチュウジンダ オカユノナカニ ハイッテシマッタ」
ホタルイカって宇宙人っぽい。
でも、美味しい。
 
その218。
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ひじき、豆、ブロッコリー
昆布醤油バンザイ。
 
その219。
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木綿豆腐、ゴーヤ、塩昆布。
子どもの頃から
ゴーヤの苦みが好きでした。
 
その220。
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キュウリ、落とし卵、山椒醤油。
 
その221。
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たけのこの炊いたんを細かくカット。
わさび菜と昆布醤油。
思わず「旨いっ!」。
 
その222。
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ニャンニャンニャン。
スティックセニョール、鮭フレーク、
ニンジン、レモンオリーブオイル。
昆布醤油。
 
その223。
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わさび菜、絹ごし豆腐、松の実。
緑粥。
わさび菜の辛味ほのかに。
 
その224。
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さやいんげん、椎茸、みょうが、餅。
干しエビ、味付け貝柱、オイスターソースで。
豪華や。
 
その225。
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豚ひき肉の生姜炒め、プチトマト、
小口ネギ、卵白、オイスターソース。
卵白をかき玉にすると蟹のほぐし身の様に。
 
番外編。
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アウラニ、ディズニーヴァケーションクラブ
昔食べたオートミールって、酷くまずかったけれど
これは美味しかった。
梅干しと漬物で。
 
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羽田空港内の中華店。
海鮮お粥。と、ビール。
うーん、私のお粥さんの方が美味しい。
 
現在(9月)その300を超えています。
まだまだ続く。
 
 
 
 

恋歌

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「恋歌」朝井まかて/講談社文庫

ああ。
就寝前に数ページだけ読もうと思ったのに、
止められず、
一気に読んでしまった。
もったいない事をした。
この人の作品は、いつもそう。
読みやすい文章なのもそうだけど、
話しのふくらませ方が上手いんだ。
今回も、着地点はどうなのか?などと
考えもせず
読んでいるそのシーンにのめり込んでしまった。

歌人中島歌子の、
時代に翻弄された、一途な恋。
悲しいけれど
こんなを恋してみたかった。

泣き過ぎて
翌朝、目がぶんぶくに腫れてしまった。


No book No life.




Dancer

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ずいぶん前に
アイルランドのバンドHozierの
MVをYouTubeで漁っていたら
凄いものを見つけたのでした。

セルゲイ・ポルーニン
彼が、ロイヤル・バレエ団の
史上最年少プリンシパルになった頃
ヌレエフやバリシニコフのような
ダンサーが出たな、
と注目していました。
突然退団してしまい、
存在も忘却の彼方へ。

その彼が、
Hozierの「Take Me to Church」で
自分の苦悩をさらけ出すような
見事なダンスをしていました。

今回の映画は
幼い頃から類い稀なる才能を持ち
努力を重ね、登りつめ、
その先の苦悩を追ったドキュメンタリーです。
単館上映なので観られないかも、
と思っていましたが、札幌上映ありました。
嬉しい!

「どうしていたの?セルゲイ」という
私の思いを読んだかのような映画。
踊りに踊らされる毎日に
情熱を奪われていく様が壮絶です。

しかし、辿りついた想いは
「苦しみから解放されるにはー踊るしかない」

パーソナルな内容なので、
途中「ふぅん」という所もあるのですが
舞台のシーンが凄い!
もっと踊っているところを観たい!

今後、ヌレエフの伝記映画やスクリーンに
登場する機会もあるようです。
楽しみ。

それにしても
このフライヤーのセルゲイのポーズ、
カバ丸を思い出すのはたぶん私だけ。
クスッ。

映画ってほんと、ラヴ♥️








oteshio のこと

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古いビルの3F、その重い扉を開けたのは
3年前。

着物を着始め、自分のスタイルを模索していた頃、
「これ!」と思い、即買いした本、
「日本のおしゃれ[七十二候]」の著者が
札幌のギャラリー「oteshio」を主宰する
上野淳美さんでした。

上野さんのセンスが大好きです。
毎回送ってくださる、
催事のポストカードは見ているだけでも楽しい。
貼られている切手も季節のものであったり、
気持ちが伝わります。

昨日、移転した新しいお店を訪ねました。
あの扉もそのまま。
いっそう素敵な内装。

着物だけではなく、
作家ものの器やアクセサリーと
いろいろ。

ぜひ訪れてみてください。





日本のおしゃれ [七十二候]~季節とつながる着物えらび、小物合わせ~