■皆が神 仙人の住みたまう所
ニセコには毎年3回は訪れているのに
「神仙沼」(しんせんぬま)は今回が初めてです。
アンヌプリの西方チセヌプリ溶岩台地の中の
最大の沼です。
駐車場のあるレストハウスから歩きます。
木道が敷かれ歩きやすいです。
15分くらい軽い山ガール(いや、山姥?)気分を味わいながら進むと
いきなり景色が開けます。
湿原なのであちこちに水たまり(?)が。
美しく空を映します。
ここは「高層湿原」といって
分解されず堆積した泥炭が多量に蓄積されて
周囲よりも高くなったために地下水ではなく
雨水のみで維持されている湿原だそうです。
今年の夏は雨が多かったので潤っている様子です。
(説明看板より)
神仙沼に到着。
この沼の神秘的な美しさに感動して
「神仙沼」の名がついたそうです。
(説明看板より)
静まりかえっています。
時間が止まってしまったよう。
湿原性のエゾアカマツ。
枝が下に向かって生えています。
歩き出しそうな感じです。
たいがいの人たちは湿原をぐるっとまわって
レストハウスへ戻ります。
しかし
私と夫、何を思ったかもう一つの沼
「長沼」へ足を進めます。
延々と歩きます。嫌な予感。
鞍馬山行脚を思い起こさせます。
http://okko326.hatenablog.com/entry/2013/09/22/153446
木道も無く、これは登山です…
到着です。ヒーハー。
標高780mです。
山の中へと進んだので湿原とは
雰囲気がまったく異なります。
幻想的です。
奥の方の水面から湯気?
地熱があるのでしょうか?
ここの雰囲気・・・何でしょう・・・
ああ、賽の河原だ。行ったこと無いけど。
(それっぽくモノクロにしてみました)
マンモスの骨。ではない。
みずみずしい緑も育ちます。
スナゴケの種類でしょうか?
汗がひくまで涼しい風に吹かれていましたが
何だか寂しい気持ちになったので戻ります。
レストハウスまでの道すがら
「カラー・オブ・ネイチャー」を楽しみます。
ニセコの秋の最終章です。
お昼は「手打蕎麦 いちむら」で
二・八の鴨せいろをいただきました。
新蕎麦です。
幸せ♡
またね!羊蹄!
今度訪れる時は雪姿だね。
ニセコ旅終了です。