ひぐらしPCに向かいて

日々のあれこれを綴ってみます

■NY追想記 4

昨夜、Ustreamで五山の送り火を観ていたら

感傷的な気持ちなりました。

今更に途絶えていた「NY追想記」を記さねばと

思い至りました。

(唐突ですが、私の中では繋がっています。(^_^;))

 

今回のBGMは

ボブ・フォッシーの映画「 ALL THAT JAZZ 」から

ジョージ・ベンソンの「ON BROADWAY」です。


ON BROADWAY - EXCERPT FROM ALL THAT ...

この曲を聴くだけで気持ちが昂ぶります。

 

初めてのNYから帰国し、

カンパニーの公演練習や

レッスン代行、振付、コンサートステージング、

商業舞台出演、アルバイトと

めまぐるしく稼ぎ1年半が過ぎ

再びNYへ。

 

今回はダンスレッスン漬けです。

 

「Broadway Dance Center NY」で

フランク・ハチェットのAdvannced classを主に受講し、

タップダンス、ヴォイストレーニング、パーカッションレッスンと

レッスンに勤しみました。

 

レッスンを必死にすればするほど

深く深く落ち込みます。

所詮井の中の蛙

鴨川矢二郎の気分)

オーディションも数回受けました。

やっとオフオフブロードウェイの作品に受かりました。

(有名な作品はオンブロードウェイ、「オフ」が増えるほど

場所がダウンタウンに)

かなりアヴァンギャルドな作品でした。

張り切っていたのですが、制作上の問題で上演できず。

(それ以前にビザの関係で出演できなかったはずなので

逆に迷惑かけずに済んだとも)

 

そんな時、夫と知り合います。

航空会社のNY支社勤務。

バブルのピーク時です。

おそらく、ジュリアナで扇を回していた彼女たちの誰よりも

バブルを享受したと思います。(^_^;)

 

そんな刹那的なある日、ハチェットのレッスンで

最後のコンビネーション

(エクササイズの最後に32小節くらいの振付を踊ります)

私と男性ダンサー二人の、

三人で踊れとハチェット大先生に言われます。

 

踊りながら鏡の中の自分を見ながら感動しました。

自分の両サイドに男性ダンサー!(しかもイケメン)

「もう、これで良いではないか!」

私のダンスが終わった瞬間でした。

 

(続きます)