■経過観察
前回の続きです。気を持たせています。
積丹でウニ、自然、温泉、を堪能し札幌へ帰る車中。
バカ話でゲハゲハ笑いながらふと夫を見ると
喉仏のところに赤い小さいモノが付いています。
かっちゃいて(北海道弁:引っ掻いて)かさぶたでもできたのか?(こどもかっ!)
運転している夫に「ウー、してみ」(アゴを上にあげること)と、
よく見ると2~3㎜くらいの様子が変なモノが。
夫も指に感触があるようで引っ張っても取れません。
「無理に引っ張らないでそのままにして、家に帰ったら鏡で確認しなよ。」と私。
内心(マダニじゃね?)ドキドキが止まらない。
まさに私は「マダニはヤダに」と庭の奥に行かなかった時?
私は?私は、大丈夫?やだ―――――っ!!
いきなり言葉少ない二人。
家に到着し車から降りたその時
「あ、取れた。」と夫。よ~くよく見ると、
やはりマダニっぽい!!でも死んでる!
頭も付いているような。気がする。
(頭が取れていると皮膚の中に残って化膿する可能性あり)
小っちゃくてよくわかんない!
夫曰く、温泉に首までしっかり浸かったから(こどもかっ!)
成分(炭酸水素塩温泉)に殺られたのではないかとの見解。
だいたい、普段夫のことをよく見ることも無いのでいつ咬まれたかも不明。
すぐ家に入り、PCで調べれば調べるほど不安が募ります。
「ついて行ってあげるから、皮膚科に行こう。」と言うと
自分でも怖いのか素直に応じる夫。
皮膚科は道路を挟んで20mの所にあります。
閉院の18:00まであと数分です。横断歩道まで行ったら完全に間に合わない。
車が途切れるのを待って急いで横断。
皮膚科のドアに手をかけようとしたその瞬間、
「閉店!!ガラガラガッシャーーーーンッ!」ばりに
内側からシャッターが下ろされました。
中の看護師さんとはしっかり目があったのに!
あまりにも鮮やかに閉められたので茫然と立ち尽くしてしまいました。
マダニに咬まれた人が身近にいること、
「閉店!!ガラガラガッシャーーーーンッ!」は実際にあること、
ビックリすることだらけです。
で、結局病院には行っていないのですが
夫は今のところ大丈夫です。
あれから毎日、夫の様子を観察しています。
少しでも異常があれば封じたマダニの死骸を持って病院へ行きます。
お口直しの一品。
積丹産ニンニクの花芽。
太白胡麻油でソテーして塩、胡椒。
美味い!
これでパスタも良いな。