赤い実がなる頃に EMちゃんのこと私のこと
本日は友人EMちゃんの誕生日でした。
彼女と知り合ったのは34年前。
6才年下の彼女はまだ制服姿の高校生でした。
私がNYにいる頃は、写真の勉強でNYに留学していて
生まれたばかりの息子にお乳をあげる私の写真を撮ってくれたり
(なかなかそういった写真は残せませんので貴重な一枚です。)
夫と大きいモミの木を担いで来てくれたり
現在は、私が上京した時や彼女が北海道に遊びに来た時に会ったり、と
しょっちゅう会っているわけでもないのに
会えば時間が飛んだように34年前に戻ったような感じになります。
今の時期によく思い出すことがあります。
ダンスカンパニーの稽古が終わって、飯倉片町の稽古場(今は無きセンダスタジオ)から
地下鉄六本木駅(その頃は日比谷線しかありませんでした)へと向かう道すがら
クリスマス前で浮かれた人たちでごった返す中、
♪もーろびとー こぞーりーてー
むかーえまーつれー
ひさーしーくーまちーにーしー
しゅはきませぇりー しゅーはきませぇりー
しゅーはーしゅーはー きまーせーりー♪
と私が歌うと絶妙なハモリで一緒に歌ってくれたのがEMちゃんです。
そのハモリが歌っていてとても心地良く
「も1回!」と言いつつ何度も一緒に歌いました。
何だかとっても、どうってことのない思い出ですが
きっと私がこの先ボケてしまっても、しっかり覚えていそうな思い出です。
(しかしEMちゃんはきっと覚えていないだろうな。)
人生、いろんな事があります。
生物は誕生した瞬間から死へと向かっています。
でもそれは赤い実が地面に落ちて新しい芽が息吹き、
大きい樹へと成長をくり返す万物の法則なのです。
言いたいことが何なのかよく分からなくなってきましたが
思い出は大切にしたいです。
あと数年で私も還暦を迎えます。
「100歳まで生きるぜ!」と
宣言している割にはこの歳まで来てしまったのが驚きです。