2014京都10 ぶぶ漬けいかがどすか?
あわわわ。京都へ行ったのはいつだったか…。
9月だ、よね?
東京記事やらボージョレヌーヴォやらですっかり忘却のかなたへ。
よし、書くぞ!
京都方面の方々のブログで紅葉真っ盛りの様子を拝見しております。
良いですね~♫
この3連休がピークでしょうか?
お天気、良いといいですね。
そういえば、本州の天気予報で「冬の様な寒さ」と言っているのを聞いてモーレツな違和感。
「え?冬の様なって、冬だよ?今」
・・・違うんだね。本州は晩秋なんだね。まだ冬じゃないんだね。
忘れてたヨ。北海道は『春夏秋冬』ではなく、『は・夏・あ・冬』なのでした。
いきなり京都芸術センター。
歴史ある旧明倫小学校の姿をほぼそのまま残して2000年に開設されました。
木の廊下のきしむ音がノスタルジック。
様々なアートイベントが行われます。
今回はちょっと休憩に寄りました。
前田珈琲明倫店。夕飯前にデカシュ―いきました。
今となっては季節外れな花々。
この日の晩御飯はホテル近くのおばんざい屋さん「みぎた」へ。
ホンワカした中にも京女の芯の強さを伺わせる女将がきりもりしている
家庭的なお店です。(そもそもおばんざいは家庭料理やものね)
カウンター隣合わせの若いカップル、
男の子はロス在住の台湾人、女の子が熊本県民。
女将も交えて話が盛り上がりました。
みぎた | おすすめスポット | 三井ガーデンホテル京都四条
ほろ酔い加減でホテルの前まで来ると
お隣の『上上もん屋(ええもんや)』さんの二階から聞こえるコンチキチン。
おお、もう来年の祇園祭のお稽古が始まっているのですね。
伝統を継承していくにはたいへんなパワーが必要です。
しばし、来年の夏に思いを馳せて聞き入ります。
おもわぬご褒美をいただいたような気持ち。
そうそう、今回宿泊したホテルは「三井ガーデンホテル 京都新町 別邸」です。
新町通りは老舗の染めもん屋さんなどがあり京都らしさが漂う所。
こちらは外観も町家風にしていて風情があります。
今年の3月にオープンしたばかり。内装も素敵です。
今まで上洛の際の宿泊はピンからキリまでありましたが
ここは一番のお気に入りになりました。ぜひまた、泊りたいです。
翌朝、チェックアウト後の新町通り界隈。
昨夜のコンチキチンが夢だったような、思いに。
同名なので親近感。藤井絞の浴衣は大好き。
京都の平日朝。
奇しくも現在受講中のgacco「歴史都市京都の文化・景観・伝統工芸」では
この辺りをバーチャル映像で大船鉾巡行を想定したり興味を引くものが。
古都京都の大部分は実際には平安時代からそのまま続いたのではなく
度重なる災害や戦の中で再生され続け変化してきた場所であることが分かりました。
そのような状況の中で京都の市井の人々は力強くそしてしたたかさを持って
暮らしてきたのだろうなと想像できます。
私が京都を愛する一つにはそういった京都の力強さだったり
日本人特有の何でもアレンジする才能がここには凝縮されているからに他なりません。
何だか分からんが良い。
鴨川シャナリズム。
促音をつければいいってもんじゃないっ
来年は琳派四百年記念祭と銘打って、そこらじゅうがキラキラしそうです。
今回の京都での最後の食事、それは「ぶぶ漬け」。
「ぶぶ漬け、いかがどす?」と言われて「わ~、いただきます」と答え
「無粋なひとやわぁ」と陰口をたたかれたとしても美味しいのでかまいません。
「生湯葉と炙り明太子」です。
さあ、札幌へ帰りましょう。
ありがとう京都。
また来年。