■「憧れの女の子」「仏果を得ず」
同日2投稿。(^O^)/
*『憧れの女の子』朝比奈あすか 双葉社 読了。
ジャケ買いです。
女と男のそれぞれの「関係」の短編集。
この手の内容の短編集は
サリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」に
勝るものなしと再確認。
それにしても私、
「で、どうしたの?」っていう話が
好きなんだということも再確認。
(読後のモワンとした感覚を楽しむ)
写真でも確認できますが
「憧れ」の立の字の横にシミが!
でもよく見るとソックスのかたちみたいな。
ポテチの油のシミかどうか?(本読みながらポテチ食べるな!)
明日、本屋で確認して来よう…
*『仏果を得ず』三浦しをん 双葉文庫 読了。
あれ?偶然にも2冊とも双葉社です。
「文楽」に携わる人々 のお話しです。
しをんさんモノ漁っています。
そもそも「仏果」ってなに?
仏果=【仏道の修行によって得た仏の境地】
文楽は大人になってから2回くらいしか観ていず、
その時は何だか大袈裟な感じだなぁなどと
大変失礼な感想をもった次第です。
しかし、時が立てば人間趣向も変わるもの。
古くからの友人エミちゃんは
お江戸モノに明るく、私も少なからず影響を受けています。
「近松の心中ものは最高」などと言われれば
観たい!文楽、観たい!になるわけです。
しをんさん、いつものように
恋心も散りばめ、文楽を知らない人でも
その魅力にひきつけられる内容でぐんぐん進みます。
で、
「仏果を得ず」なので
生身の人間、人間ばんざい!といったところでしょうか。