■日菓の和菓子
最近の「寝るとき本」
(ベッドの中で就寝前に読む(眺める?)本)です。
『京の和菓子帖 日菓のしごと』日菓/青幻舎
和菓子の作品集です。
私は寝つきが恐ろしく良いため
込み入った内容の本だと記憶が朧になるので
この手の本が良いです。
日菓(にっか)は
生まれも育ちも京都ではない女子ふたりが
和菓子職人を目指して京都で修業中に出会い、
2006年に結成した創作和菓子ユニットです。(帯紙より抜粋)
内容はシンプルな和菓子の写真と
どんな事からインスピレーションを受け、作ったか
が記載されています。
目からうろこです。
ストレートに「おお!これを和菓子に。」というものから
しばらく眺めて、ニヤリとするものまで。
和菓子の意匠は完成されている感があります。
本場京都の雰囲気と相まって
「敷居が高い」と感じられる方もいらっしゃるかも。
それを日々の生活の中で見ている風景、感じているモノで
表現する。
ふたりはただ新しい事をしているだけではなく
「伝統」をしっかりと踏まえ、創り出しているところが素晴らしいです。
お抹茶をたっぷりと点て普段使いのカップに注ぎ、
楽しみながら日菓の和菓子をいただきたい。