ひぐらしPCに向かいて

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■St. Valentine's Night

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id:hachiyuuさんの

想像と実体験のあまりの乖離(近しい人が亡くなって) 

にリンクされたつらいということ - やしおの記事を読んで、

やしおさんのお父様を亡くされた時の状況やその時の感情が、

私が父を亡くした時と酷似していることにまず、驚いた。

 

読んでいて堰を切ったように涙が溢れた。

hachiyuuさんへのコメントも書いたが

あの小さい窓の中では思いが書ききれず

ここで記す事を残すのみにした。

今一度読返しても涙が止まらない。

 

父が亡くなって10年。

どうした事なのか…

そんなにもこころの奥に封印していたのか…

私のモットーは元気印だというのに…

 

大事な人を亡くした時に湧き上がる感情は

「後悔」がほとんどを占めている。

そして、その気持ちが怒りに変わる。

 

通夜の席で義姉はなぜあのような

したり顔で振る舞っているのか…

斎場で待っている間に出す

菓子の事ばかり気にしている母は

何なのか…

普段なら取るに足らないことに

怒りが溢れる。

 

すべては私の行き場のなくなった

後悔が怒りに姿を変える。

 

大病を患っても

タバコや酒をやめられなかった父。

うるさい娘だったね。

長生きをしたかったら

自分でやめていたよね。

もう、よかったんだよね。

「フラニーと俺、どっちが先に逝くか」などと

猫と自分の命を比べていたけれど

もう、よかったんだよね。

そうだったんだよね。

 

あなたの可愛い自慢の孫は

京大にちゃんと入ったよ。

もう卒業するよ。

就職も希望通りに決まったよ。

もっともっと

生きていてほしかったよ。

一緒に芋焼酎飲みたかったよ。

私の父でいてくれてうれしかったよ。

 

 

 

この記事は俯瞰した位置から書こうと決めていたが

無理でした。

父の死後、

まわりに看取る人がいようがいなかろうが

ひとりで死ぬのだとわかった。

 

産れてくるのもひとり。

死んでいくのもひとり。

 

 

 

ごめんなさい。

私は元気です。大丈夫です。

バレンタインデーの夜

今だけ泣きます。