■三浦しをん と 坂木司
年明け、文庫本2冊読了です。
『神去なあなあ日常』三浦しをん/徳間文庫
高校卒業時に進学も就職も決まっていない
主人公がいきなり林業の現場へ。
我が家、通りを挟んだ斜め向いには
「北海道森林管理局」の恐ろしくデカイ建物がありますが
そんなお役所の林業ではなく
生活に身近でありながらまったく知られていない
業種の実情が非常に分かりやすく
なおかつ魅力的(大変さも踏まえて)に描かれています。
そしてこの作者の作品の良さは
いつも登場人物が魅力的です。
続編
『神去なあなあ夜話』もいってみたい。
『和菓子のアン』坂木司/光文社文庫
奇しくもこちらも高校卒業後の進路が決まらず
(世の中就職難過ぎる)
訪れたデパ地下の和菓子店にバイト勤めをする
ちょっと大福のような女の子の話。
和菓子ミステリなる新ジャンルを確立。
上生菓子の名前の由来やら
ほぅ、
と感心するようなトリビアもたくさん詰め込んであります。
こちらも分かりやすくサクサク読めます。
しかし、ヤバいです。
和菓子が(特に上生菓子)猛烈に食べたくなる!!