2012-05-03 ■九月が永遠に続けば 本 「九月が永遠に続けば」沼田まほかる著/新潮文庫…読了。 「猫鳴り」「ユリゴコロ」と同様に ザワザワとした不安な気持ちを 感じながらも、 その超絶技巧的な文章力と 思わずう~んとうなってしまう様な 心理描写でぐんぐんと読み進んでしまう。 本作はデビュー作で 第5回ホラーサスペンス大賞受賞作。 題名がいつも良いです。 そして本作は特に 私が好きなモチーフが多かった。 有り得ないようなシチュエーションでも 小説では可能だけど、 その中でも登場人物のキャラクターは 生き生きとしていて 現実味を帯びている。 沼田さん、 人間が好きなんだろうな。 ハマりました。