着物でおでかけ 邦楽演奏会
札幌はあっという間に雪景色です。
明日の日曜日は、
きもの会メンバーのかおるさんの箏の演奏を
聴きに伺います。
猛吹雪にならなければ着物で。
演奏する「岡康砧」の歌詞にちなんで、
琴柱(ことじ)の根付に月と雲流の帯締め。
岡康砧
一 月の前の砧は、夜寒(よさむ)むをつぐる。
雲井の雁は琴柱(ことじ)にうつして面白や。
[手事]
二 夜半(よは)の砧のしぐれの雨と、夜半の砧のしぐれの雨と、
うちつれたちて、けふのあそびは。
(訳)
一 月に照らされた野辺に、聞こえてくる砧の音は、夜の寒さを感じさせる。
空を飛んでいる雁の列は、琴柱が並んでいるようで面白い。
二 夜半の砧を打つ音と、時雨の合奏は、
とてもおもしろい管弦の遊びのようだ。
砧と言えば世田谷の地名でしか
思い浮かびませんでしたが、
布を打ち叩いて柔らかくする道具で、
箏曲の砧物では
砧の音を表現する砧地を含むのが特徴だそうです。
ひとつの音で砧を打つ単調なリズム
「テンレンテンレン」と表現するそうです。
聴くのが楽しみです。