わたしのマーガレット展
昨日から札幌は真冬日(最高気温が氷点下)です。
今朝リビングの温度計は12℃でした。
今シーズン初めて暖房を入れました。
暮れもおしせまって、待望の「わたしのマーガレット展」が始まりました。
本展は2014年9月に森アーツセンターギャラリーにて
マーガレット・別冊マーガレットの創刊50年で開催されました。
その後の「ティム・バートンの世界」にくみちょう (id:Strawberry-parfait)さんと観覧したのだった。
東京・美術展めぐり4森アーツセンターギャラリー「ティム・バートンの世界」 - ひぐらしPCに向かいて
それで、観たかったけれども断念したのでした。
1年以上も経って札幌にやってきました。嬉しい!
初日の今日、比較的空いていました。
もう、ワクワク度マックス。
入口導入部で映像を5分くらい観るのですが、
これが、もう、もう…私の琴線に触れる構成でして、
しょっぱなから泣きました。(泣いている人なんていないだろうに)
50年間、掲載されたマンガに描かれたそれぞれのキスシーンを
「ニューシネマパラダイス」のラストシーンのように流すのですもの。
この展覧会を作った人は「マーガレット」をホントに愛している人です。
タイトルの「わたしの」はまさに「マーガレット」を愛読した
私の、あなたの、それぞれの想いがつまっているのです。
映像が終了してカーテンが開けられ、泣いている私を見てギョッとする係の男性。
すみません。思い入れが激しいもんで。
創刊から現在まで、ギャグ・ホラー・スポ根などのジャンル分け、
マーガレットの看板作家たちの特集が1章から10章で構成されています。
各作品についての想いはものすごく長くなるのであえてここでは記しません。
1963年の創刊号はリアルタイムでは読んでいないのですが、
外国の女の子がマーガレットの花を髪に飾り微笑んでいる表紙は覚えていました。
(おそらく貸本屋さんで見たのだと思われます)
少女フレンドがそれよりも早く創刊されていて、
小学校低学年の頃、クラスでも少女フレンド派とマーガレット派に分かれて
(なかよし派とリボン派も同様)マンガの貸し借りが頻繁に行われていました。
もちろん(?)私はマーガレット・リボン派です。
今回の展覧会で記憶が鮮やかによみがえったのですが、
マーガレットに出てくる主人公は活発で我が道をゆくタイプが多かった様に思います。
ストーリーも外国ものが多かったりで、想像の世界が大きく膨らんだものです。
その頃は、夢見る夢子ちゃんだった私の好みに合ったのでしょうね。
最近の少女マンガは「等身大の」学園ものが圧倒的に多いようです。
情報を簡単に手に入れられる現在では
夢見る夢子ちゃんもより身近なことに関心、共感を持つのでしょう。
場内唯一撮影可のオスカルとアンドレ等身大立像。
オスカル180㎝位ある…
会場を出たところに表紙の壁が。圧巻!
図録も読み応えあり。
カバ丸のグッズ。他はガマンしました。
多感な少女時代に夢中になったマーガレット。
ただのマンガ雑誌とはいえない感があります。
夢や想像力を培ってくれたもの。
現在、息子はK社でマンガ雑誌の編集をしていますが
そんな彼を誇りに思い、そしてとても羨ましく思います。
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