些末な事柄
今回はぼやきます。
ひとり息子もとうに巣立ち、
夫と二人だけの生活も長くなりました。
20年前に札幌に住居を移してすぐに夫は東京へ単身赴任。
毎週末帰札はしていましたが、息子と二人きりの生活は快適そのものでした。(ごめんよ、夫。)
息子の道外の大学入学のタイミングで夫は戻ってきました。
と、同時に私も人生初の就労。
夫と二人きりの生活でも、仕事をすることで良い感じでバランスがとれています。
しかし、どうしても私の中でモヤモヤと納得できないことがずっとくすぶっています。
夫婦って、生まれも育ちもまったく違った他人が一緒になるもの。
結婚に至るまで、新婚当初、子育て期間に「あれ?」と思ったことがあっても
相手に夢中だったり、忙しかったりでたいして重要なことには感じません。
それが時が経つに連れて(うう…許しがたい。)と思うことに変化したりします。
それは、ほんとに大した事ではないのです。
私自身、人にはかなり寛容だと思っていますが、
こと夫に関してはそうはなれないことに自己嫌悪。
食事の際、
自分の取り皿にまだ残っているのに新たに取る。
皿を引きずって寄せる。
テーブルに肘をついて食べる。
席を立った後の椅子を戻さない。
洗面所の鏡に歯磨きの点々をたくさん飛ばす。(どうしたらそうなるのか疑問)
等々、まだまだたくさんありますが省きます。
おそらく、夫も私に対してモヤモヤ、イライラすることがたくさんあることでしょう。
こんな思いが
相手がいなくなった時、愛おしく思うのか、清々するのか。
家電メーカーのCMで
重い掃除機を妻がつらそうに持って階段を上がる姿を
リビングのソファに座って新聞を読んでいる夫が気にかける様子が映し出され
掃除機を軽量にしました。みたいな喜ばしそうな映像が流れていますが、
そもそも、掃除機を軽量にする前に夫が持ってやれよ、
夫も掃除機をかけろよ、
といった想いがこみ上げます。
日本人の夫婦の関係ってこの辺が変わらないといけない気がします。
とにかく、老後は夫婦仲良く暮らしたいと思います。
(今でも、仲は良いのよ。)