NY追想記 6 My Happy Childbirth
本日9月10日は息子の誕生日です。
NY、マンハッタンにある「ベス・イスラエル病院」で 出産しました。
妊娠初期にはつわりで苦しみましたが、それはそれは幸せな妊娠期間でした。
春から初夏にかけてのNYは、草木のすみずみまでが美しく
月に一度、30ブロックほど離れたアッパーウェストのドクターの診療所へも
散歩を兼ねて幸せな気持ちいっぱいで通いました。
幸せな妊婦が歩いていれば、すれ違う人もにこやかに話しかけてくれます。
「いつ予定日?」
「9月よ!」
「素敵ね!」
「ありがとう!」
この経験がとっても嬉しかったから
妊婦さんを見かけると話しかけてしまいます。
(何?この人。)という反応の時もありますが
おおむね、にこやかにお返事してくれます。
自分の事だけで周りが見えなくなりそうな昨今ですが
妊婦さんに優しい社会であってほしいです。
日本では診察・出産は直接産科病院が常でしょうが
診察はドクターの診療所、出産は総合病院。
そこにかかりつけのドクターも来て、といった具合です。
お腹の中の居心地が良かったのか、なかなか出てきてくれず
一晩中苦しみ、朦朧とした状態で促進剤を使用する同意書にサインさせられ(一応読んだ)
夜が明け、やっと分娩室へ。
そこにはドクターとMidwife(助産師)が待っています。
ミッドワイフって単語、この時初めて知りました。
このかた、女優さん?と見まごうほどの美人でした。
誕生すると「Birth Certificate(出生証明書)」を発行してくれて裏に私の拇印と
息子の足型を押します。
出産時には小児科のドクターも待機していて出産後すぐに母子の様子を診てくれます。
新生児室のガラス窓から我が子はすぐに分かりました。
日本人、やっぱり黄色いです。
特別病室で食事はステーキを食べ(バブル期、円、強し!)
出産から3日後には退院です。
退院時は看護師(なのかな?)が赤ちゃんを抱いて病院の出入り口まで送ってくれるのですが、
このかたが背が高く厳めしい顔つきの黒人女性で内心ドキドキしてしまいました。
(わが子が人質になった感じ。←出産後の母親はナーバスなの。)
でも、表で待っていたタクシーが新車のイエローキャブだったので
美人の助産師さんといい、「この子はきっとラッキーだ!」と親バカがすでにスタート。
異国での出産は貴重な体験でした。
HAPPY BIRTHDAY Eddie !!!!!!!
今回のBGMはこちら。
Monday Michiru (Monday満ちる) - Sands Of Time - YouTube