2015京都1 ガクアジサイ友の会in京都 真言宗智山派総本山智積院(前編)
昨夜、京都より帰札いたしました。
心配した台風11号の影響といえば、少し機体が揺れたぐらいでした。
本日、祇園祭前祭の鉾巡行も無事執り行われ、良かった良かった!
ちょっと調べてみたら「応仁の乱の荒廃で中止」「本能寺の変で11月に延期」とか
祇園祭、スゴイんですけど!
7/12~16まで4泊5日の今回の上洛。
真っ先に7/13の「ガクアジサイ友の会」をば。
「ガクアジサイが好き」ってだけで友の会入会です。
真夏の京都で盛りを過ぎたアジサイを愛でるなんて酔狂ですが、
今回ご一緒してくださったのは、こみち(id:kazenokomichi)さん、くみちょう (id:Strawberry-parfait)さんとお友達のMちゃん、ryo (id:ochi_cochi)さんです。
ryoさんとはお初にお目にかかるので少しドキドキ。
「智積院」へ現地集合です。GO !
30分前に到着。早すぎた。誰もいない。
そして狛犬がやけに可愛い。
あ、
うん。
(あ、あのかた、ひょっとしてryoさんかも?)と思いお声掛けしようとしたものの、
そのかたは写真を撮りながら奥へ行かれてしまった。
そしてあらぬ方向からくみちょうさんとMちゃん登場。(どっから来たん?)
ほどなくこみちさん登場。お久ぶりです~。
そして、やはりあのかたがryoさんだった!
(ryoさん、私のこと誰かだろうと気づいていたでしょ!(笑))
何だかテンションアップでご挨拶もそこそこに、
御朱印帖を表の受付に預けスタートです。
受付の前にいた金魚たち。鉢の中のお水も温まっていました。
雲は多いですが相変わらずの暑さです。
まずは収蔵庫へ。長谷川等伯と夭逝した息子の久蔵の障壁画をじっくりと観ました。
褪色こそしているもののその画力に圧倒されます。
大きな桜や楓の樹の元に四季おりおりの花を見つけて喜んだり。
ほぅ~、と子を亡くした等伯の親心を想いながら外に出ますれば
ひっそりと咲くガクアジサイが!(入るときには何故か気づかなかった)
そう!ガクアジサイ友の会会合なのだった!
地に目をやればいろいろと洒落たものがあります。
欠けた瓦をみたてたり、
石を敷き詰めてみたり。かなりお洒落です。
歌碑がありました。
ひらひらとつくもを
ぬひて落花かな
「つくも」は池や沼に生える「フトイ」なんですって。
時折吹く風に五世色幕が大きく揺れます。
その風とともにカルガモが舞い降りました。グワッ。
みんなでいっせいにカモ撮影会。
翼鏡の紺碧色が効いています。
あ、つくも(フトイ)が生えてる。(池のほとりの細長い草)これな。
この名勝庭園は「利休好みの庭」としてサツキの名所だそうです。(現在は丸っとしているだけ)
利休好みといっても造ったのは小堀遠州です。
大書院の中から池を臨みます。
大胆な形の手水鉢の中にも池にも等しく空は映りこむ。
各々、講堂(方丈)の中を巡ります。迷路のようでうろうろ。
春夏秋冬を描いた墨絵の襖絵があります。
墨絵というものは真夏に観ると涼しげあったり、
雪の頃に観ればしんとして吐く息が感じられたりと趣が深いです。
いきなり大きな半鐘。
桔梗紋と百日紅。
廊下の端でごほうびのような風景に出くわします。
まいった。これは興奮しました。(大丈夫か?)
細竹で設えた窓、腰板にこれも細竹の虫籠窓、奥に斜め組子の光悦寺垣状。
ここに住んで良いですか?
光が差して部屋の中にはどのような陰翳ができるのかしら。美しい。
瓦と玉砂利と白砂。そして少しの苔。
宸殿には小さな半鐘と手水鉢。派手さのないお寺さんのお庭らしく良いです。
さ、金堂へまいりましょう。
あまり垣で興奮していると皆さんに引かれそうなので気持ちを押し殺して撮影。
この横竹を接いでいくのはけっこう難しいのだ。
青もみじはすでに竹コプターを付けています。
金堂です。(近藤です。←古い)
金堂より明王殿を臨む。
とにかく広い境内です。
風も大きく吹きます。(でも暑いです。)
いまだかつて見たことのない大きな蓮の花が咲いていました。
・・・シャワーを浴びて汗を流したい。
風景は涼しげですが暑いんです。
さて、ここまでアジサイ関係ほとんどありませんが
ガクアジサイ友の会会員はそれぞれ汗まみれになりながら撮影。
私は何気なくryoさんのあとをつけお姿を追いつつ撮影。
そのテクニックを間近で見られて感激です。(羨ましいでしょう~。うひひ)
後編へ続く。