有頂天家族 二代目の帰朝
ああ、読み終わってしまった…
ずっと読んでいたかったのに…
2/25に札幌地下街オーロラタウンの紀伊國屋書店で
新刊平積みされる前の台車に積んであった中からゲット。
一晩で読み切る勢いを制して、おいちいブランデーをちびちびと舐めるかのごとく
発行の喜びをかみしめながらページをめくりました。
序盤読んでいて、どうしてもアニメのキャラクター・声が脳内でうごうごと動きまわって
「これは森見氏も執筆する時になかなか大変だったのではあるまいか?」と思われましたが
心配ご無用。
そこはそれ、さすがの森見氏。
読者をグッとこの分厚い単行本の世界へ引きこむ技量はご健在。
はらはら、どきどき、ほろり。
ロマンス・格闘、狸の毛玉がもつれ合い天狗の癇癪火花が散り、
お尻がむずむず、鍋底がぐつぐつするような何でもござれの冒険譚。
今回も矢三郎が阿呆の血のしからしむるところをいかんなく発揮してくれます。
この毛深い話は3部作予定。
第3部もかならずや執筆して下さることと、なま暖かい目で見張る見守っていきます。
そしてこの後「夜行」も発行予定なので
かねてより懸念していた(私が勝手に)氏の10周年記念特典は生きているようです。
祝★京都本大賞~森見登美彦氏の動向どうのこうの~ - ひぐらしPCに向かいて
喝采哉!
きょうのええもん。
チロルチョコ「抹茶もち」
「さくらもち」は以前大量に買い占めていましたが最後の一袋。
チロルチョコは私の中で洛中の狸たちとなんとなく結びついていて
矢四郎が「兄ちゃん、これおいちい」とほおばっている様子が浮かぶのです。
面白きことは良きことなり!
2015-02-21 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ