東京・美術展めぐり4森アーツセンターギャラリー「ティム・バートンの世界」
昨日から大荒れの天気で、今朝はしっかり雪が積もりました。
駐車場のロードヒーティングも間に合っていません。
左のニオイヒバにはクロシロ(セキレイ)ちゃんの巣があるのですが
どこかに避難している様子。
長い雪の季節が始まりました。
さて、山種美術館から一度麻布十番の宿泊先へもどり
くみちょうさん(id:Strawberry-parfait)との待合せ場所、六本木ヒルズへと急ぎます。
テレ朝を抜けのんびり散策しながらヒルズまで行く予定。
だったのに…じ、時間がない!
「ヘイ!タクシー!」しました。
タクシーで六本木ヒルズへ行ったのは初めてでしたが面白いものが見られました。
タワーの地下はラウンドになっていて、それぞれの目的場所への車寄せがありました。
(見逃すともう1周してこなければならないので必死に探すはめに。)
この効率の良い(悪い?)造りは必見です。
なんとか、時間ぴったりに到着。初対面のくみちょうさんもすぐ分かりました。
出会いを喜びながら専用入口から52階の会場へ。
入口の巨大なバルーンボーイ。(変な角度で撮りました)
この度の上京の目的はこの美術展です。
5年ほど前にNYのMoMAで開催されかなりの話題になりました。
彼のアジア初の美術展が日本であることが本当にうれしい。
1985年から滞在したNYで
その頃TVによく登場していたキャラクター「ピーウィー・ハーマン」の映画、
「ピーウィーの大冒険」の監督をティム・バートンが務めたことで初めて彼の名前を知りました。
この映画はアニメーションがところどころに入っていて、それもゴジラやキングギドラが突然出現するものだから
6thの映画館の暗闇でひとりニタニタしてしまったのを覚えています。
(彼は少年時代「ゴジラ」が大好きだったの。)
それから意識的にティムの作品を観るようになりました。
「シザーハンズ」「マーズ・アタック」「エド・ウッド」「スリーピー・ホロウ」「ダーク・シャドウ」等々、
お気に入りの映画をあげたらきりがないのですが
やはり一番好きなのは「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」です。
ティムのキモコワファンタジー炸裂です。
どうも私は長調よりも短調、哀しさや切なさ、
ピーカン太陽の下よりも薄暗い靄の中、こんな感じの作品が好きなようです。
この映画、封切りをNY3rdにある映画館で観ましたが
当時4歳の息子はもう1回観たいとダダをこねるほど気に入っていました。
(すり込み成功。)
後に発売されたビデオ(まだDVDではない!)には付録短編「フランケンウィニー」がありました。
彼がデイズニー時代に作ったもので、子ども向けではないのでお蔵入りした作品。
これを目にしている私はラッキーです。
今回、紙ナプキンやコースターに彼が描いたおびただしい数の作品(と呼べるのか?)を冒頭で展示しています。
描かれていたものよりも「これ、全部とっておいたん?」とそちらに驚愕です。
くみちょうさんも画を描かれるので思わず
「これからいたずら書きも全てとっておき。」と申上げました。
映像も何本か放映していて、見逃していた「ヘンゼルとグレーテル」を観ることができました。
(すごくチープで変な映画になっていますが面白かった。実写です。)
ドローイング、ペインティング、パペット、立体作品、動画、写真、
たっぷりとティム・バートンの世界に浸れます。
最高!
(できればもう一度観たい!ダダをこねる)
Pee-Wee's Big Adventure Trailer - YouTube