初めての体験
ほぼ20年来の友人たちと定期的に飲み会をしています。
札幌の美味しいお店を開拓しています。
今回は『W27』(ダブリューにじゅうなな)
以前は円山でめちゃ美味しいハンバーガー店『円山ドリル』の夜バージョンで営業していましたが
大通方面に移転しました。
ハンバーガーはよく食べに行っていましたが夜の部は初めて。
完全予約制でコースのみです。(¥3500)
オープンキッチンで店内はボタニカルな感じで気持ちが良いです。
とっても素敵なギャルソンがクロスがわりの模造紙に本日のメニューをスタンプ。(面白い!)
Amuse:秋刀魚のカナッペ、馬鈴薯(カップの)、美水豚(丸いアメリカンドッグ)
中をくり抜いた坊ちゃん南瓜を冷凍して中に熱々のスープを。
冷と温で、湯気だか冷気だか分からないモクモク発生。
ストローでじゅじゅっといただきます。
自家製ゆりねチップス。(滝川産のゆりね使用)
包装も店でやっていて模造紙の上にザザッと出してポリポリ。
(あまりの美味しさにおみやにしました)
「皆さんの楽しいおしゃべりを聞いていたらパンが焦げてしまいました。
しょうがないので、コゲを切取って召上っていただきます」
とギャルソンのたまう。
(マジ?そんなの出すか?)とビックリしていると
中からふんわり、パン登場!
演出でした。こうして焼くともちもちパンに。
外がわもコゲを除いて食べられます。美味しい!
泡をいただいていましたが、ワインに。
ビオワイン中心のラインアップで、これは微発砲の赤ワイン。
飲んだことの無いタイプです。重めでフルーティ。
帆立のソテー、セロリ、栗のペーストソース。
こんな組合せは初めて。セロリが良いアクセントになっています。
さっと炙った椎茸。椎茸美味い!クラッカーと相性良し。
これ、食材が何だったか失念。ウズラの卵を崩していただきます。
芽ネギが効いてる。
お遊びの椎茸型クッキー。
お味は本気。ポルチーニ茸の粉末がかかっています。
リーキと鯖。
リーキの中は麦ごはんが。鯖は皮目だけを焼く感じで。
マレーシア産黒胡椒「サラワク」使用。
魚の次は肉!
鴨のソテー。柔らかく炊いた牛蒡はほんのり酢がきいて鴨によく合います。
描かれているのは黒胡麻のソース。
贅沢な余白。
2本目。
再び重めの物をお願いしました。
これ、フランス産ですが造っているのは日本人ですって。
かなりの美味しさです。
ほおずきの実に鴨の生ハムを巻いて。
切り株のお皿が良いね。
デザートの前菜?下に敷いたジュレは大葉です。
ほのかに大葉の味とヨーグルトのソルベが爽やか。
メインデザート。(デザートが2段階だなんて!)
キャラメルのアイスに手前はリンゴを模したコンポート。
葉はミント、茎はサンザシと凝っています。
予約時に「バラ科のフルーツが生で食べられない」と伝えたらこのように
アレンジしてくれました。
真ん中はクリームの燻製!クリームが燻製になるなんてビックリ。
液体の状態から燻すそうです。
契約農家からのご祝儀のじゃが芋がたくさんあるので
好きなだけ持って帰ってと言われいただいてきました。
これまで美味しいものはかなりいただいてきましたが
今回の様な発想の料理は初めて。
ギャルソンの対応も満点。
雰囲気、器、お味、ワイン、サービス、文句なしでした。
毎月メニューが替わるので
来月の予約もしっかり入れてまいりました。