ひぐらしPCに向かいて

日々のあれこれを綴ってみます

2014京都5 詩仙堂丈山寺

まだまだ続く京都編。

9/24 今回のメインイベント、詩仙堂へ。

上洛時には毎回訪れているのですが、昨年は台風の影響で拝観できませんでした。

http://okko326.hatenablog.com/entry/2013/09/17/205852

前日に続きこみち (id:kazenokomichi)さんにお付き合いいただきました。

現地集合です。(何となくかっこいい)

 

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一乗下り松町バス停前の田んぼ。やぁ、今年も健在で嬉しい。

 

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白川通は京都の中で一番好きな通り。

 

えっちらおっちら坂を上って、ふと駐車場のカーブミラーの上に何か・・・

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うひゃ~~~、カマキリの子供です。(拡大してます。実際はかなり小さい。)

昆虫の何がダメって、カマキリが最たるものです。

でもこの時は目があって「おこしやす」と言ってくれているようで

勇気を出してパチリ。生涯で初めてちゃんと撮ったカマキリです。

後ろよりこみっちゃんに「何してるの?」と声をかけられちょっとドギマギ。

 

さ、参りましょう。

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山門。

 

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竹林が気持ち良い。

 

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石路横の砂地に何かが這った形跡が。

スタートもエンドもぷっつり切れているから虫が這って飛び立った?

 

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丈山の書斎だった至楽巣(しらくそう)で3人座り込み(夫もいます)

しばしお庭を楽しみます。色づき始めたモミジ。

竹を割った軒樋。味があります。

 

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40年前(爆)高校生だった私は修学旅行で詩仙堂のこの場所で写真を撮ってもらいました。

後ろのモミジは燃えるような赤でしたが、それ以外は全く変わっていません。

この先も変わらないのでしょうね。

 

詩仙の間で加納探幽画の詩家三十六人の肖像を眺め、漢詩を読もうとしたけれど

まったく読めず。(一応勉強していったのだが)

お庭散策へ。

 

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かやぶき屋根のシェイプが美し過ぎる件。

 

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竹垣と石垣。ぐはぁ~~~。萌える。(垣フェチ)

 

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振り返っても萌える。

この細いところに住みたい。

 

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いきなりガクアジサイに遭遇。遠慮深げな子たち。

庭師さんが手入れをされているのでしょうが

何気に少し残しているところが素晴らしい。

 

f:id:okko326:20141003104309j:plainマンリョウとミズヒキとガクアジサイ。(♫「部屋とYシャツと私」みたいな)

 

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おしゃれな水盆。

 

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スギゴケの上にぽつんとメリークリスマス。

何故か、落ちているものや砂の模様、動物の足跡等がすごく気になる性格です。

 

衝撃的な植物に遭遇。

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ショウマ。

こみっちゃんが予習しておいて教えてくれました。

もけもけしているのは例によって雄しべのようです。

 

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噂のあの子。お茶の花。

 

またしても衝撃的な植物が!

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後日、こみっちゃんから「ミカエリソウ」と教えてもらいました。

この子もショウマみたいにもけもけになるようです。シソ科。

山の中で見たことあるかも。

 

こちらはすぐわかりました。

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テッセンです。花の後は雌しべが伸びてこんな状態に。

この後、種をつけます。種はタンポポみたいに風で運ばれます。

以前テッセンとクレマチスの違いが今一つ分からなかったのですが、

テッセンは日本産のクレマチスの原種だそうです。

やはりシーボルトが持ち出しました。ガクアジサイと同じ運命の子なのですね。

 

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ムラサキシキブ。まだ白い実も。

 

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噂のスイフヨウ

 

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残月軒、奥の襖絵には満月が描かれていました。(今回初めて発見)

わかりづらいですね。

http://kazenokomichi.hatenablog.jp/entry/2014/09/30/213934 

↑こみっちゃんはGF3(ルミちゃん)で撮っているので良く見えてます。

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ここに現れたお月さんを描いています。風流すぎます。

 

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お花を活けることが間違ったことのように感じる自然さ。

丈山の庭造りの精神をしっかりと受け継いで手入れをされている

庭師さんにお会いしてみたいと強く思いました。

昨年、台風の後で拝見できなかったのも当然至極。

 

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静かな興奮を胸に詩仙堂を後にします。

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来るときにはなかった何かの種が落ちていました。

 

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見上げればここから落ちた様子。

 

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こちらはまだ実のままに。

 

帰札してから母に見せると「ツバキだよ」とあっさり判明。(さすが元北鎌倉住人)

ツバキの花ばかりに気をとられ種まで想像だにしておりませんでした。

 

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早速、実生することに。

殻に傷をつけて水の中に入れます。あらら。全部浮いちゃう。

乾燥しきったか?でも気にしないで種を蒔いてみます。うきうき。

 

大満足の詩仙堂。これで1年間、余韻を楽しみます。

 

 

大変長くなりました。(私も疲れました)

最後までお読みいただきありがとうございました。ぺこり。