■名前の行方
仕事でお客様の氏名を伺うことがあります。
ご高齢でも、時々、ナウい(死語)ね!
と思うお名前のかたがいらっしゃいます。
以前のエントリー内で「聞香」の作法について少し記しましたが
大昔、「子」は天皇家に通じるため庶民は使えませんでした。
大正・明治に生まれた母方の祖母は「ゐと」、父方の祖母は「フミ」でした。
昭和に入って「子」の名前が主流に。
昨今のキラキラネームやDQNネームに関しては
理解の範疇を超えているので言及せずにおきましょう。
(言いたくてむずむずだけど)
名前は時代によって流行りがありますが
今まで出会った中で、忘れられない名前がいくつかあります。
漢字名が不明なのはひらがなで。
(敬称略)
たちばな かおる
幼稚園年長(私が)の時のおともだち。
「こいのぼり」の歌で「橘か~お~るぅ」のところで、いっせいにかおるちゃんをガン見したので彼女はいつも泣きそうな顏をしていました。(きっとこの歌、嫌いになったよね)
小田 まき
小学校低学年の時のクラスメート。
「オダマキ」花の名前と一緒なんて羨ましい限りでした。
本人はどう思っていたかは不明。
佐藤 敏夫
中学生の時のクラスメート。
よくお見かけする名前です。
「砂糖と塩」じゃん!と気づき、ひとり悦に入っていました。
円山 まどか
中学生のクラスメート。
名前の由来を聞いたら「窓に蚊がいたから」って言われ、
本気にしました。(←おバカ)
「まどか」が「円」だったら上から読んでも下か(ry
(卒業アルバムを確認したけれどまどかちゃんいません。転校した?←記憶なし。)
このかたたちのお顔も名前と一緒にしっかり思い出せます。
あれ?女子は「子」がついていない名前ばかりですね。
やはり昭和の時代「子」は平凡だったのですね。
私は「美子(よしこ)」ですが
小学生の頃に先代の故林家三平師匠の
「好きです 好きです 好きです 好きです よ・し・こさぁ~ん!」
というギャグが大流行して、いつも言われ続けウンザリしていました。
怖いものなしの現在だったら「どうもスイマセン」と
額にゲンコツをかざし笑ってやり過ごせますが
当時はこんな名前を付けた両親を恨んだものでした。
(その後、高校時代に憧れの先輩に「良い名前だね」と言われ一変。
両親に感謝しました。)
最後にあとひとつ。
田島 はる
タージマハール!
どうもスイマセン!(^^ゞ
*過去記事