ひぐらしPCに向かいて

日々のあれこれを綴ってみます

■カンロ飴のおもいで

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昨日のエントリーで、

雲からのぞいたお日さまを「カンロ飴」のようと書きましたら、

まめ (id:mame90)ちゃんとくみちょう (id:Strawberry-parfait)さんがコメントで反応してくださり、

いろいろと「カンロ飴」に想いを馳せておりました。

 

そう、あれは私が体育大1年生の夏。

(青い空に真っ白な入道雲。遠くで蝉の声)←ト書き

 

「水泳実習」が伊豆の土肥海岸でありました。

能力別にクラス分けされ、海で泳ぎの練習です。

そして4日目の最終日には「大遠泳」があります。

 

さして水泳が得意ではなかった私は

http://okko326.hatenablog.com/entry/2012/07/29/081525

不安でいっぱい。

 

当日を迎え朝から不安で食欲も無く(食いしん坊の私が!)

波際に整列させられます。

出発前の「エイエイオー!」(討ち入りか!)

掛け声も空元気。

 

約80名が順に入水していきます。

隊列を常に保って泳ぎます。

立ち泳ぎをしながら列を整えます。

足の下に広がる巨大な海中を思い描いてはいけません。

急に怖くなります。

足を何かに引っ張られる想像。

海中に引きずり込まれる恐怖。

ジョーズの音楽が聞こえてきそうな予感。

 

足が攣っても泳ぎながら治します。

 

(落ち着け、落ち着け。大丈夫…)と呪文のように

唱えていると、

ボートから先生の声が。

「高橋(私の旧姓)!口を開けろぉ!」

私「へっ!?」

口の中に投げ込まれたのは、カンロ飴。

 

海水がぶ飲みでしょっぱくなった口に

甘く、滋味に満ちたカンロ飴が感動的に広がります。

こんなに美味しいものがこの世にあったでしょうか?

 

そののち無事に1時間以上をかけて一人も脱落することなく完泳。

浜に上がった時には心地良い疲労と大きな達成感が。

根性と自信がつきました。

(この2年後にはサポートメンバーで参加。

泳ぎを教え、1年生にカンロ飴をあげる立場に。)

 

あの時、先生が口に入れてくれたカンロ飴。

カンロ飴のおかげで今の私がある、

と言っても過言ではない。

 

ですので、私はおばちゃんになる前の若い頃から

携行食として必ずカンロ飴をバッグに忍ばせています。

(他の飴ちゃんといっしょに“飴ちゃん袋”に)

 

 

*カンロ飴の素敵なHP発見!

http://www.kanro.jp/

 

そうそう。まめちゃんは1個で充分ってあったけど、

残ったカンロ飴は煮込み料理とかに一粒入れると

味にコクがでます。

↑のHPにもレシピがあります。