■三浦しをん祭り
入院中に文庫本6冊、単行本1冊を読み倒しました。
(時間だけはたっぷりありました!)
文庫本のうち5冊は三浦しをん著。
『月魚』 角川文庫
今まで読んだ、しをん作品の中で一番好きかも。
あからさま(?)なBLではなく、
計算された「風味」がよけいに妄想をかきたてられ
耽美的な雰囲気があいまってたまらない。
スピンオフの高校生時代も良いです。
あ、と思って久々にpixivを覗きにいったら
やはりちゃんと二次創作ものがあって楽しかった。
(何しとんじゃ?)
古書店ものは「栞子さん」よりこちらの方が古株ですね。
『白いへび眠る島』 角川文庫
これも、胸をざわつかせながら。w
今市子さんの作画でコミカライズされないかな~。
『格闘するものに○』 新潮文庫
これがデビュー作ですとっ!?
たいしたもんです。
吉田秋生の「BANANA FISH」のくだりと思われる
一説があるのですが
漫画が大好きな著者ならでは、です。
読みながら思わず「おお!」と言葉が漏れました。
『ロマンス小説の七日間』 角川文庫
帯に「現実×妄想=ロマンス小説!?三浦しをん流ラブファンタジー」
とありますが
編集さん良い仕事してはります。w
『むかしのはなし』 幻冬舎文庫
西田番の作画でコミックスは読んでいたのですが
原作の方が断然…
日本昔話の書き直しと謳っているけれど
いや、違うからこれ。
超えちゃってますから。
どうしたらこの様に書けるのだろう。
文才は当たり前でその上をいく何か。
羨望しきり。
もし、物理的にも精神的にも
身動きのとれない状況に陥ったら
ぜひ、三浦しをん作品をどうぞ。
没頭でき、
目の前の現実を上手に昇華できる
精神の源が生まれます。