■金魚のアトデ
金魚の記事(かけがえのない金魚)をエントリーされていて
5年間生きた我が家の金魚を思い出しました。
まだ東京で生活していた頃、
幼稚園年小の息子と糀谷のマルエツ横のペットショップへ
金魚を買いに行きました。
大きな生け簀に金魚がたくさん。
おじさんにどれにする?と聞かれ網を入れると
ひと際すばしっこく 逃げ回るヤツが。
何とかその子を捕まえ、他にも3匹ほど連れて帰りました。
出目金たちはやはり弱く
「尾あがり病」(息子命名)になり召されてしまい
元気に残ったのがあのすばしっこい子でした。
名前は「アトデ」(息子命名)です。
札幌へ移る時に
このアトデとカニの「サスケ」も
絶対に一緒に行くと息子に泣きつかれ
サスケは、先に単身で札幌へ行く夫が連れて行きました。
(まだ空港搭乗口のセキュリティチェックが
現在のように厳しくない頃でしたので、ばれずに(^_^;))
最初、体長が3~4cmくらいだったアトデは
すでに10cmくらいに成長していました。
引越し荷物も送り出し、近所のお友達に別れを告げ
さぁ、アトデです。
2L角型ペットボトルの上部を切取り
こぼれないよう最低限の水量にして入ってもらいました。
ラップに空気穴を開け手荷物のトートバッグへ。
やはりセキュリティチェックでひっかかりました。(当然です)
困っている検査員。
泣きそうな顔の息子。
「絶対にこぼしません!」と何の根拠もなく強気な発言の私。
「本当に気をつけてくださいね!」とお許しが出ました。
今では有り得ない事です。ヒヤヒヤ
こうしてカニのサスケ、金魚のアトデは
飛行機で津軽海峡を渡りました。
その後、サスケは札幌で2回脱皮をし
満月の夜、3回目の脱皮に失敗し召されました。
アトデは大きい水槽に入替えたせいか、
はたまた「でっかいどう、北海道」に影響されたのか
15cmくらいまで大きくなりました。
アトデが死んで
サスケと同じ様に駐車場の植え込みに埋めてあげようね
と、べそをかく息子をなだめ
ちょうど捨てずにあった発砲スチロールのトレイに
紙ナプキンを敷き、その上にアトデの亡骸を乗せました。
・・・・えっ!?
これでラップをしたら魚売り場に置いても分かんないんじゃない?
悲しい気持ちのまま息子と二人
爆笑したのは言うまでもありません。
(ごめんねアトデ)