■甲子園を目指す君へ
全国高校野球 南北海道大会が始まりましたね。
今朝、君は円山球場へ向っていたのでしょうね。
君の陽焼け具合いから
練習量の多さが想像できました。
「夢の甲子園」に向けて一生懸命練習してきたんだね。
朝の地下鉄大通駅は通勤の人で溢れていたよね。
乗り換え通路は暗黙のうちに片側対面歩行になっていたね。
君はチームメイトとのお喋りに夢中で
対面歩行中央線(線はひかれて無いけどね)から少しはみ出してしまった。
今日の試合のことか、アイドルのことか、ゲームのことか。
どうでもいいね。
君の大切な野球道具が入ったデカいエナメルバッグが
すれ違いざま
私の顔面にぶつかったね。
私は気をつけていたんだ。これでもね。
予期せぬ出来事だったよ。
「はうぅっ!」と声を上げた私を一瞥したのち、
君は何も言わずにチームメイトに向きなおって
お喋りしながら歩いて行ったね。
どうだろう?
野球の神様は見ていただろうか?
私は一生懸命何かに打ち込む
若者の姿が大好きだし、応援もしているよ。
野球の神様の判定に影響しないよう
君のために
今夜は「カツ丼」にしたよ。
私はまだ左ホッペが痛いよ。
今日の試合がどうだったか確認しないけど
(エナメルバッグに高校名がしっかり書いてあったね)
「君の人生に幸多かれ!」と思うばかりだよ。
・・・気をつけて歩きなさいよっ!まったく、もうっ!(プンスコ)