■ロベール・ドアノー展
ロベール・ドアノー展へ行って来ました。
「パリ市庁舎前のキス」はあまりにも有名です。
会場入り口には大きく伸ばしたこの写真がお出迎え。
ドアノーは
彼自身の「写真についての覚書」の中でこう記しています。
『私が面白いと思う写真、自分で上手くいったと思う写真は、
結論を出さず、物語を最後まで語らず、見る人々が好きなように物語を続けてもらえるように開かれた写真だ。夢の踏み台のようなものなのだ。』
うーん。それなのですね。
見て、そこの空気がどのようだったか
想像できる写真。
余白感。
うーん。
ドアノーは著名人のポートレートもたくさん撮っています。
今回展示された中で
見た瞬間、皮膚の毛穴が全部開いた感じがしました。
しばらく見つめたまま動けませんでした。
うーん。あんな写真を撮ってみたい!
やはり、一眼でモノクロームを撮ってみたい!
写し出された人々の写真は
映画の中のワンシーンのようでした。
休憩に入った木工館のトイレ。
なんだかいろんなものがいて楽しいトイレです。
今夜はおそらく
パリの夢を見るでしょう。