■やっぱり本が好き
以前、電子書籍の記事を書きました。
その後、いろいろと鑑みて
やはり私には紙の本が必要だという事が分かりました。
(最初から分かってはいたけれど
電子書籍に一瞬目がくらんだ、という感じでしょうか)
本は作者のみならずいろいろな人の手を
通してできあがります。
編集、装丁、紙の質、印刷、挿絵があったり。
先日、この春から出版社へ就職する息子と
読んだ本の話をしていたら
「○○と△△と□□って同じ編集者だって知っていて買ったの?」
と言われました。
編集者までは確認していないので
びっくりしました。
そして私の大好きなスピン!
(あの栞の紐です)
この本にはこの色のスピン、と
ページをめくる前に想像をふくらませます。
それが想像通りだった時の嬉しさったら。
(かなり変だとは思います)
地下鉄の乗車時間は10分もないけれど
文庫本は必携です。
カバーはお気に入りのもので。
いいな、と思ったブティックの冊子や
雑誌の写真などもカバーにします。
右下の紫色のは4年前に奈良で購入した麻のカバー。
鹿の親子に一目惚れ。
文庫はスピンが無い物が多いので栞もお気に入りで。
書店でいただいた物がほとんどです。
緑のリスのイラストは私の手作り栞です。
この頃は息子がまだ小学校低学年、
バザーや読み聞かせの活動やら
楽しかったなぁ。
そうなんです。
本はそれにまつわるいろんな事を
思い出させてくれるんです。
自分が生あるうちは
その思い出も生きているものなのですね。
最近読んで
地下鉄の電車の中で
思わず笑ってしまってちょっと困った本。
何にも考えたくない時に読むのにぴったりな本です。
『玉子ふわふわ』早川茉莉/ちくま文庫
玉子ふわふわって
もう表紙だけでもオッケーみたいな本です。
たまごまたは卵料理に関する
錚々たる方たちの文章をまとめたものですが
私は東海林さだおさんの「目玉焼きかけご飯」が
特に好きです。
もうこれだけでも読みたくなりませんか?
この記事を書いているだけで
にこにこ、幸せな気持ちになります。
ありがとう、本たち。